迷いながら選んで進んできた道

私達は
こんな風に考えて、
こんな風に迷って、
こんな風に進んだ。

たぶん
きっと

それが物語

古えの昔より
子供達に語られてきた物語

子供達がいつか迷ったとき

自分はどうする?

何を選ぶ?

ひらめきも大事
新しいアイデアも大切

しかし
それは何処から来るのか?

もしかしたら
古来より積み重ねてきた

人類の迷いと選択と結果の
膨大な繰り返しの中から?

そうでなければ
なぜ

こんなにも
私達は物語に惹かれるのだろう?

なぜこんなにも
夢中になって物語に没頭するのか?

わからないけれども

自分にとって
物語とともに過ごす時間は命の時間なのだ

どんなに読んでも読んでも
まだ
面白い物語に出会う

そうして
いつか私も

自分自神の物語を
後世に遺せたらいいなと願う

後の世に
もしも
私自身の歩んできた道を
読んでくれる人がいるのなら

それを礎の一つとして

自分の道に迷ったとき
思い出してくれる人がいたり
意識せずとも

新しいアイデアが生まれるための
ほんの一滴の要素になったなら

魂が震えるほどの

生まれてきてよかった、と思えるほどの

望外の喜びになるだろう

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