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気ままに作曲からネタ作曲まで自作を語る記事 (2)
クラスターとの濃厚接触を控えるヴァイオリン・ソナタ
前回の「クラスター」とよばれる音楽技法のネタ。見たままの作品で、ピアノがクラスター和音をガンガン弾きながら、そこに距離をおくようにヴァイオリンが奏される。
実際このテンポで肘で奏したら肘を痛めそうな気がする。
クラスターとの濃厚接触を控えるヴァイオリンソナタ pic.twitter.com/DS5Qe09gBL
— ぬじゃ / NUJ.👽作曲家 (石川潤) (@NUJAWAKISI) March 26, 2020
1722RT いただいたので 1722音の音楽を作りました
1RTにつき1音符増えるピアノ曲 pic.twitter.com/1thQYEkT6s
— ぬじゃ / NUJ.👽作曲家 (石川潤) (@NUJAWAKISI) April 9, 2020
いわゆる絵師の間で「RTごとに身長が伸びる」のように、リツイートの数に応じて無茶振りになっていく企画が流行していた。そこにあやかって作曲でやってみようと思ったのが本作である。
縛り条件:
・A durであること
・小節は16小節。何音だろうと16小節
結果1722RT頂いたのでとんでもない密度の作品となった。
作品としては二部形式であり、a-b a'-bという形式となる。
音数をバランス良くほぼ均等に配分しながら考えるのは結構楽しかった。またやってみたい。
UNDERTALEのフラウィのテーマ「Your Best Friend」を音色旋律っぽくオケ編曲してみた
音色旋律は音色の変化も旋律の音の動きととらえる技法である。
今となってはシンセサイザーやサンプリングなどで1トラックで音色をどんどん変えていく事は容易にできるが、生演奏でこれをしようとするなら複数の楽器を上手いこと交代させる必要がある。
代表例をあげるとするなら、シェーンベルクの「5つの管弦楽曲」の第3曲目である「色彩」があげられる。(動画のうち7:30からです。)
これは異なるオーケストラの楽器が徐々に重なりあいながら変化することで色彩が変化していく様を表現している。
また、本曲に近い一例として、ウェーベルンの「リチェルカータ」も代表的である。
これはバッハの作ったフーガ作品を一つの楽器だけではなく様々な楽器に伝播しながら伝わっていくように編曲されている。
そして本曲の話題となるが、その技法で編曲する題材で、あえて現代的な題材でやってみるのも面白いのではないかと思い、チップチューンであり音数が少ないアンダーテールの音楽を選んで編曲した。
もともとフラウィは不定形なキャラクターなので適任・・・だと思う。w
アンダーテールのフラウィのテーマ「Your Best Friend」を音色旋律っぽくオケ編してみた。
— ぬじゃ / NUJ.👽作曲家 (石川潤) (@NUJAWAKISI) November 19, 2019
※「音色旋律」とは音色の変化が旋律だ!という現代音楽の概念のひとつで、
早い話がこの編曲ではたくさんの楽器が変わりばんこでメロディを奏でているのだ! pic.twitter.com/dEZxqqBoN1