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百草の庭 オンラインショップ


6月にご案内した百草の庭さんでの「旅する百草」に続き、今回はオンラインで作品たちのご紹介をしていただいています

店主の下田さんがはじめにぬいとりの作品に目を留めてくださったのは眼鏡ケースとのこと

とてもきれいなお写真とご自身の感性で綴られたブログでは長くお付き合いのある作家さんの作品を丁寧にご紹介されたり、日常のことや感じたことをさらりと余白を残して書かれていて
そんな中に眼鏡ケースとの出会いについても情景が浮かぶような言葉で書いてくださっています

今回は眼鏡ケース、ポーチ、巾着ショルダー、ボストン鞄など
小さなものから大作まで少しずつですが幅広くご覧いただけるように制作しました

お散歩で飾っていたヒメフウロ

夏のこの時期、ビルの隙間や歩道のはしっこに
ちいさな花びらを揺らしています


ちょうどここにヒメフウロを刺繍しようかと思っていたところに
ある日の朝、作業場の机の上で花びらがひらひらと落ちていました

よくみるとハート型をして儚く
指でつまんだ瞬間にぺたりとかたちが消えてしまいそうでした


ボストンは硬く芯を貼って丈夫にして
本革の持ち手を手縫いでつけてあります
和装にもお使いいただける少しかちっとした特別な鞄です


Instagramでもホームページでも
百草さんはとても細やかに作品をご紹介くださっていて、そこに至る間にわたしともさまざまなやり取りがありました

作品のことをお伝えする傍ら
お互いに自身のことを「余談」だけれど
とぽつぽつと織り交ぜて
そんなことも今回の楽しみのひとつとなりました

お会いしたことのない作家とのお取引は初めてとのこと
わたしもお会いしたことのないかたに作品を託したことがありません
それでもわたしの糸は不思議なかたちでこうして旅立っていくことになりました

作品たちを手にして
「刺繍だけでなく仕立てもお好きなのですね」と
おっしゃっていただいてとても嬉しい

刺繍はもちろん仕立ても、どちらも大変でどちらも好きです
仕立ての気持ちよさは、ぴたりと縫い目が合ったときや出来上がったかたちがやっぱりかわいいこと
全体のデザインや型紙もすべてわたしが思い描いているのだから、仕立てて最後に立ち上がった姿に真夜中に浮かれることもよくあること

なんだかいろんなことがあるけれど
それでもこうしてこの手から生まれたものが
綿毛のように遠くに飛んで
そこでまた物語を作っていくのだと思うとわくわくします
そして、そんなわくわくを楽しみにして
また手を動かしていたいなぁと改めて感じます


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Instagramもとてもすてきです



他にもたくさん
魅力的な作家さんの作品をオンラインでご紹介されています
どうぞご覧になってくださいね

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