同居人が寝込んで、当たり前を考えた話。
一緒に暮らしている同居人が、先日、体調を崩して寝込んだ。
代わりに、不器用ながらわたしが、家事を一手にこなそうとするのだが、細かい物の場所が分からなくて何度か手が止まってしまった。
例えば、調味料の場所であったり、お皿をしまう場所だったり、お茶っ葉の場所であったりと、一つひとつは些細なことなのだけれど、
いつも同居人がそっとやってくれていたんだなと、そこかしこに同居人の何も言わないやさしさを感じてしまうのである。
いつもいるリビングや、廊下や、洗面所に同居人の気配はある