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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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ぬいちゃと映画ウィーク

こんにちは、ぬいちゃとです
今週はぬいちゃと映画ウィークのお時間です
めっちゃ長いので、時間がある時に読んでください

ゆめかわルームにいるぬいちゃと

最近、映画みてますか?
ぬいちゃとは今から観まくります

映画を観たら感想を書いていくのですが、一部ネタバレを含む可能性があるのでご注意ください(ネタバレを含む場合は明記します)

アステロイド・シティ

アステロイド・シティを観に行きます

歩くぬいちゃと

デカい映画館ではやっていない作品なので、ここに来ました

キノシネマ

キノ系列の映画館は全国にありますが、公開が終わった大型作品や海外、映画通の間で話題の作品などを中心に上映してくれるありがたいところです

早速、観てきます

アステロイド・シティにいるぬいちゃと

ウェス・アンダーソン監督の色合いと構図の凝り具合がよかったです
むっちゃ出ている俳優陣が豪華で凄いです

基本はコメディなので軽い気持ちで観れる楽しい作品です

🙁このマークからネタバレを含みます
ネタバレを見たくない人は再度🙁が出てくるまで飛ばしてください








ネタバレを見たくないぬいちゃと

🙁🙁🙁

映画全体が劇中劇の体をとっており、アステロイド・シティという作品の脚本やキャスティングのオーディオの様子が舞台として描かれます
更に、その様子を解説するおじさんがいます
つまり
アステロイド・シティ本編

アステロイド・シティの舞台裏を描く舞台

舞台裏を解説おじ

それを観る我々
という構図になってます

ここら辺は監督やら、元ネタになった話などを理解していればもっと面白い部分だと思うのですが、ぬいちゃとは詳しくないので難しかったです

劇中劇の体をとっているからなのか、カメラワークが横の水平移動を中心としていたり、セットの境目が見えたり、シットコム系の番組を観てる気持ちになれてよかったです

エイリアンが極端にクオリティが低いCGで描かれていたのは何故なんですかね?

🙁🙁🙁

ぬいちゃと







コロニア・ディグニダ

コロニア・ディグニダは映画ではないのですが、この後観る映画の予習のために観ます

https://www.netflix.com/title/801961

Netflixを観るぬいちゃと

コロニア・ディグニダ(現在は「ビジャ・バビエラ」に名前が変わっています)はチリに実在する、ドイツからの移民で作られた入植地です
医療サービスの提供や収穫された作物を提供するなどの慈善行為によって、外向きには良いコミュニティであることをアピール
その裏では、拷問、殺人、そして男の子へ性的虐待などを30年以上続けていたゲキヤバリーダーが率いるゲキヤバ集団なのでした

Netflixを観るぬいちゃと2

Netflixでは、ドキュメンタリー形式で元々このコロニーで暮らしていた方にインタビューをしたり、映像、音声資料を元に掘り下げていきます

合計6時間くらいのドキュメンタリーですが次の映画の理解を深めるためにも見ておいて損はないと思います

感想としては、嫌な気持ちになりました

オオカミの家

オオカミの家を観に行きます

歩くぬいちゃと

オオカミの家は2018年公開の映画なのですが、何故か今日本で公開され話題になっています
そして、めっちゃ上映してる映画館が少ないです

それでは、観てきます

オオカミの家にいるぬいちゃと

すごかったです
全編ストップモーションアニメで描かれている映画でした

基本的に観たことのない映像の連続なので、コロニア・ディグニダというバックボーンを知らずとも楽しめる作品なのかもしれません

🙁このマークからネタバレを含みますネタバレを見たくない人は再度🙁が出てくるまで飛ばしてください








ネタバレを見たくないぬいちゃと

🙁🙁🙁
映画全体の流れとしては、コロニー内で飼育してる豚を逃がしてしまった少女「マリア」が、お仕置きに耐え切れずコロニア・ディグニダから脱走
その先で見つけた小屋の中で、2匹の豚と過ごすようになります
オオカミ(恐らくコロニアのリーダー、パアル・シェーファーのこと)が来るという恐怖と戦いながらも、豚2匹と本物の家族になろうと頑張ります
マリアは豚を人間にする魔法が使えるので(ナニソレ)、2匹の豚を「アナ」「ペドロ」という人間に変身させました
アナとペドロは黒髪の醜い姿なのですが、マリアが「蜜」をあげることで綺麗な金髪、白い肌を手に入れます
それからアナとペドロはマリアへの不満を表に出すようになり、マリアはアナとペドロに襲われてしまいました
その時、マリアはずっと恐れていた「オオカミ」へ助けを求めます
アナとペドロはオオカミの力により木になってしまい(?)、マリアはコロニア・ディグニダへ帰ることになるのです
「君もコロニア・ディグニダで教育してやるぜ!ぜひ来てね!」
という、コロニア・ディグニダのPRを目的とした映画(という設定の映画)でした

ここからはぬいちゃとの考えです
コロニア・ディグニダでは、子供が産まれた時には親と子を離れ離れにして、仮に自分の子供だとしてもそれを伝えてはいけないというルールがあります
マリアは本当の家族というものを知らないまま、豚2匹と本当の家族を作ろうとしてるんだと思います

もちろん、本当の家族を作れる訳もなくマリアが知っている「支配する側、される側」という関係を築いていきます
豚が人間の姿になる時に、マリアと同じ金髪、白い肌ではなく、黒髪にしているのは恐らくチリ人(コロニア内で地位が低く、マリア自身も見下している存在)の見た目を反映してるのではないでしょうか?
そして、「蜜」を与えることでチリ人からドイツ人の見た目に変化しているんだと思います(むっちゃ人種差別的ですね)
ドイツ人になることで、マリアと同じ位置(支配する側)になることでマリアはアナとペドロに襲われてしまいます
そして、マリアはオオカミという更に大きな支配する側の存在に頼って解決したんだと思います

支配を受けていた人間は支配を繰り返すし、支配を受けた人間は別のコミュニティを形成できない、したとしても支配されていた存在を頼ってしまい抜け出せないという地獄みたいな状況を描いている映画なのではないでしょうか?

ぬいちゃとはチリ人をドイツ人に変化させる「蜜」が何を示しているのかが1番気になりました
ぬいちゃとは蜜とは「コミュニティへの受け入れ」だと思います
コミュニティに入ると、立場が対等になる=人種という壁が無くなるという解釈です
皆さんはどう思いますか?
🙁🙁🙁

ぬいちゃと








エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

暗い映画を観てしまったので、明るい映画を観ます

Netflixに来ているので、ぬいちゃとは家で観ました

コインランドリーを経営する、アメリカ在住の中国人一家が主役のアクション映画です
いわゆるマルチバースもので、ぬいちゃとはかなり好きな映画でした
オススメです

開眼したぬいちゃと

A24というスタジオが制作している映画は当たり率が高いですね










ネタバレを見たくないぬいちゃと

🙁🙁🙁

この映画で特筆すべきところは、中国人(アジア人)女性が主役を張っていること、そしてアカデミー賞で6冠という快挙を成し遂げた点でしょう

と、いいつつ実際のところアメリカで中国人や日本人がどのような印象を持たれているのか、どのような扱いを受けているのか、ぬいちゃとは肌で感じたことがないです
映画内では中国語、英語、中国人の拙い英語が飛び交うカンフー映画味溢れる演出がされているのですが、そんな映画が賞を取る難しさや意味を完全に理解したうえで観ると、印象もまるで違うのかもしれません
ぬいちゃとも日本製のぬいぐるみなので、他人事ではないはずなので

ぬいちゃとはSF映画を観るとき、理屈が綺麗に通っているかがとても気になります
ただ、この映画に関しては理屈抜きで面白いのでそういう眼は捨てられました
だって「変な行動をすればするほど助走が付き、遠くのマルチバースへアクセスできる」という、理屈が分かるようで全く分からん説明をされた後、画面で変なダンスをしてる人がいたら納得せざるおえないから

アクションシーンだけでなく、会話シーンでも目まぐるしくマルチバース間を移動しながら話が進んでいくので、映像に飽きが来なかったです
色んな伏線もしっかり回収していたのでとても楽しかったです

マルチバース全体に広げた風呂敷をどう畳むのか、期待してたのですが、割りと平凡なオチというかアメリカで受けが良さそうな着地をして終わりました
ぬいちゃと的には、もうちょい挑戦的なエンディングを迎えても良いんじゃないかと思ったのですが、十分挑戦的な映画だったので大満足です

🙁🙁🙁

ぬいちゃと






ハッピー・デス・デイ

明るい映画を観てしまったので、ホラー映画を1回挟みます

主人公はむっちゃ陽キャの学生で、誕生日に殺されてしまいます
殺されると誕生日の朝に戻り、また1日の終わりに殺されてしまう…というタイムループもののホラー映画です

ポチャッコを襲うぬいちゃと

ホラー映画でありながら、犯人を推理するミステリー要素もあり予想より面白かったです
ホラー演出は王道から、カーアクションまであり殺され方が多様でよかったです

気軽に観れるホラーとしてオススメです










ネタバレを見ないようにアイマスクをするぬいちゃと

🙁🙁🙁

重箱の隅をつつくようですが、意味がわからない箇所が多めです

  • ループの最初にあったら「壁にビール瓶が61本〜」みたいなセリフがループ毎に減ってたがなんの意味があったんだ?

  • 主人公がループ中に入院すると、殺されてたダメージが蓄積しててほぼ死人と告げられる

  • そもそもなんでループしてるのか(ホラー映画なのでそこを掘り下げられても困るけど…)

など

こういうことを気にせず観れる方にはオススメです!

ホラー映画だと噛ませ犬ポジションになる「陽キャ金髪ビッチ」という属性の人が、改心して努力してちゃんと戦うのは新感覚で面白かったです

🙁🙁🙁

ぬいちゃと








七里、山越えて

ホラー映画を観てしまったので、舞台を観ます

これは映画ではないのですが、一人舞台の配信を観ました

マユリカというコンビの中谷という人が、ラジオの流れで一人舞台をやったやつです
一人で脚本や演出、劇中歌を作成し出演もするという狂った企画の完成形です

ぬいちゃとが同じ立場だったら、独りになるたびに、この舞台のことを思い出して「ウワァーーー!!!」ってなると思います
恥ずかしすぎて

寝るときにウワァーー!ってなるぬいちゃと


スワロウ

質の悪い舞台を観てしまったので、映画に戻ります

何かしらの会社の社長の息子と結婚し、玉の輿に乗った女性、ハンターが主人公
ハンターはむっちゃ豪華な一軒家に住むことになりますが、ビー玉や金属製の画鋲などを飲み込み始めてしまいます…

包丁を飲み込もうとしてしまうぬいちゃと

直接的な流血表現はないものの、とても痛々しく下手なホラー映画よりホラーでした
オススメです

エンディングは観る人によって、解釈が分かれる部分かと思うのですが、ぬいちゃと的にはハッピーエンドかと思います











🙁🙁🙁

危険なものを飲み込んでしまうという、ある意味でキャッチーな映画ですが、その本質は精神病を患ってしまったハンターが自分を見つめ直し、自立するまでの話を描いた映画だと思います

ハンターは異物を飲み込む時、苦しそうな反面、満足気な顔をしてます
飲み込んだ異物がうんちょ💩として出てきたらそれを洗って、寝室のアクセリーコーナーにトロフィーのように並べてました
ハンターは異物を飲み込むことを自己肯定の手段としていて、その行動をお腹の中に赤ちゃんがいる状態でやっているということが、異常性を冗長させていました

映画全体を通してなのですが、人が一人で住むには広すぎる一軒家に居るハンターを見ていると、かなり孤独感、社会からの孤立感を感じました

ハンターがレイプ犯に「お前は自分とは違う」と言わせることで、自分自身の縛りを解いて、中絶という自分が望む行動を取れたという面を見ると、ハンターは大きな成長ができハッピーエンドと言えるんじゃないでしょうか?

個人的に1番怖かったシーンは夫と友達が遊びに来て「おめでとうございます」と言われ、ハンターが「なにが?」と返すシーンです
赤ちゃんが出来たばかりなのに、赤ちゃんに対する関心がめちゃくちゃ低くて怖かったです

🙁🙁🙁










ぬいちゃとは1週間で7つの映画を観ました
皆さんは1週間でいくつ映画を観ましたか?

ぬいちゃとの勝ち
なんで負けたのか、来週までに考えておいてください
ほな、いただきます

勝利のLIFEGUARDを飲むぬいちゃと

みんなも映画ウィークやってみては、ちゃとモード

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