M32024秋感想


MIRINN 6th Album 「fairytale」


所属ユニットMIRINNの6thAlbum「fairytale」にて、Tr1の一部作曲、Tr2の詞・作編曲と全曲ベース演奏、Tr5(Remix)で参加しました。こう見るとめっちゃ多い……。なので特に大きく関わって、思い入れの深いTr1「フェアリーテイル」とTr2「Amusing!!」について記します。
「フェアリーテイル」について。
今回のアルバム制作にあたって、作編曲するのがメンバーの3/6(=3曲)となり、なんとなく収まりが悪かったのでMIRINNとしては初の「合作」に挑戦して出来た楽曲です。
前作で各々快作を繰り出し、ある意味で一区切りついたようになったのを経て、新たな一歩を手探りに踏み出していくような楽曲に仕上がっていると思います。
合作参加者の持ち味は勿論、合作だからこそできるフレーズ/展開が盛り沢山なので(クレジットを見れば分かりますが)「誰(何人)の合作なのか」「誰がどのパートを作ったのか」を考えてみるのも面白いと思います。

「Amusing!!」について。
制作当初、(自分も周囲の人間も)環境が変わったり関係が変わったり、2024年は頭から「変化」に満ちているなぁという気持ちがかなり大きく、だからこそ「変わらないもの」「変わりたくないもの」を意識する機会が多いように思っていました。そしてその延長線として(なんとも烏滸がましいことですが自分だけでなく周囲に対しても)「変わらないで欲しいもの」も浮かび上がってきました。そんなどうしようもなくワガママで、でも是が非でも通したいワガママを等身大に表現出来たのではないかなと思っています。
24歳の夏という、あの日の憧憬に重なった今この時に、この曲がこのメンバーで作れた事が混じりっ気無く嬉しいです。
余談ですが、制作時期に一週間くらい、全てのタスクを放置して「物語シリーズ」のアニメを全て履修しました。そのおかげでよく分からなかった作詞に少しの成長があった気がします。西尾維新最高!

なずしろ 1st Album「夏空を追いかけて」

MIRINNのVoなずしろによるソロAlbum「夏空を追いかけて」にてTr1,2,3,6,7のベース演奏を担当しました。
最近はベースの録音にも慣れて、1曲にかかる時間も減っていたのですが、それと同時に忘れていた「他人の曲のベースを自分が弾く」という事の意味に改めて向き合えたと感じています。
ブックレットやCDなど細部にまでこだわり抜かれているので是非。

ろいた 3rd EP 「遠星の追憶」


ろいたさんの3rd EP 「遠星の追憶」にてTr3のTr3にてベースを担当しました。
ろいたさんとは昨年末~今年にかけて話す機会が増えたような気がしていて、その影響は計り知れません。
ある意味で一番緊張した録音だった分、上手くできて安心しました(そしてMIXが上手すぎる…)。
前作から快進撃を続けるろいたさん、今後ともご贔屓にお願いします。

Pollaid 「Safe House」

Pollaidさんの新譜「Safe House」にて、Tr1のベースを担当しました。
テーマに沿った音を出すべく、ミュートになるような機材を購入し(てもらい)、独特のベースになっています。他にもウキウキな楽曲が目白押しです。
こちら、頒布形式が面白く「試験管」に入っていました!

klkkl「non daily non verbal」

klkklさんの新譜「non daily non verbal」にてTr4のギターとベースを担当しました。
自分とはあまり接点のない彼との合作によって、お互い一人では絶対にできないような楽曲になっているので、本当に1曲通して聞いて欲しいです。勿論他の曲も素晴らしい👏

Glasses Lovers 2nd EP 「Lens of Insight」

所属ユニットGlasses Loversより2nd EP 「Lens of Insight」がリリースされました。
合作のTr1,個人曲のTr2,6を担当しています。
本当にこのEPの制作が一番火の車で、二度とやりたくないスケジュールでした。本当に二度目は無い。
とはいえ、時間の無い中でもやりたいことを表現できたというのは自分にとっては結構いい経験になりました。
1曲だけ、Tr6「Sphery Rhapsody」について。
普段自分は作詞において「自分のその時思っていること」を書く傾向にありましたが、今回は「ストーリー」を軸に詞が書けたと思っています。
また最後の曲という事で壮大にしたく、ラストで「音割れ」に初挑戦しました。見様見真似ではありますが、結構気に入っています。

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