電気消して、これから泣くから

とある日の夜
彼の発言により、悲しい気持ちが生成された。
いつもなら気に留めることもない発言だ。

すごく悲しくなったのは、絶対にPMSのせい。
正直言うと、ちりつもで蓄積していた気持ちがPMSの力によって一致団結
お気持ち表明！してきた感じ

洗い物をしながら、ばれないよう一人でシクシク。
私の気持ちの変化に非常に敏感な彼は、やはり気が付く。
どうした？と聞いてくれる
しかしながら、ばれたくない私は
彼に「う~ん、一旦早くふろ入って~」と可能な限りで通常を装いながら彼を誘導して一人で続きのシクシク、せっせと気持ちの整理にいそしんだ

彼がお風呂から出ても言えなくて、
今度はもじもじタイム
実にめんどくさい女である

よし言うぞと決意を固めたものの
涙を見られたくない為、念のため電気を消していただいた（感謝）

私のお気持ちを彼に伝えると、やはり溢れる涙の皆さん
あぶねえ、セーフ（アウトです）

言葉にすることは大切だなんてなんとも月並みだけど、彼は私の言葉をひとつひとつ受け止めてくれた。

点在していた負の気持ちが解消されたことに、驚きながらもありがたく感じながら眠りについた

翌日起きるとパンパン、ではないけど、パン、って感じになっている私の目。おもろ

その日の夜、　　
会社から帰ってきた彼の手には見慣れない紙袋
「気分でケーキ買うてきた。ほんまは花屋に行きたい気分やってん。」
お仕事終わりの時間はお花屋さん、もう開いてなかったらしい

え～～～！泣いちゃうジャン～～～と思いながらも耐える
花だったら完全に泣いてた。セーフすぎる

決まりが悪そうに、チラチラこちらを見ながら
褒められたそうにもしている彼が面白かったしありがたかった

シクシクナイトに伝えたことも、
全部解消してくれてありがとう
求めてばかりになっていないか心配になるくらい、
答えてくれてありがとう

あなたがあなたの人生を優しく健やかに生きられるように
歩く先にある小石を一つずつ拾っていきたいな
大きい石は自分で拾ってほしいし、小石拾いもたまにサボることもあると思うけど。
持ちつ持たれつ、一緒に道路整備していこな
ケーキとお花、引き続き受付中です

おわり