注意!路上にカエルがいます。
毎年9月になると夜にやたらと蛙を路上で見かける。生きている蛙、無惨に車に轢かれた蛙の死体も含む。春と秋で蛙が繁殖地と冬眠場所を行き来する時期になると道路が通り道となるためだ。
夜、飼い犬の散歩に出かける時は暗くて見にくくて困るのだ。危うく踏んでしまわないように、気をつけて歩く。雨上がり後のカタツムリは何度か踏んでしまったことがあるが、カエルは絶対に踏みたくない。
子供の頃の夢
カエルといえば、私は幼稚園児だった頃、カエルになりたかったらしい。というのは『大きくなったらカエルになりたい!』と書かれた幼稚園の先生のカエルのイラスト付きの紙が証拠だ。少々がっかりした。なぜそう言ったのか全く記憶にない上理解できないからだ。カエルが好きだったというわけでもない。どうせなら『ピンクレディーになりたい』とか書いてあったらわかりやすかったのに。ちなみに同じ幼稚園に通っていた友人の弟は『大きくなったら泥棒になりたい。』と書いてあったらしい。70、80年代はルパン三世がテレビでよく放送されていたのでルパン好きの子供たちは多かった。もちろん彼は泥棒になどなっていない。立派にご活躍である。
警告標識
地域によっては蛙が道路に出てくる危険があるため警告標識が設置されている。速度を落として、道路上の蛙にも注意を払いましょうと言う意味である。
道路の下に蛙用のトンネルを建設すると聞いた時、蛙の為にトンネルまで建設してしまうスウェーデンってすごい!人権&動物の権利大国!と思ったものだ。平和で豊かな国だからできるのであろう。とはいえ税金の不正受給やギャングによる犯罪も上昇しており平和で安全とばかりは言っていられないのも事実だ。これについてはまたの機会に書こうと思う。
私が住む自治体でも、蛙などの両生類を保護する取り組みがされている。
トンネルを建設はもちろんのこと、蛙のための池を作ったり、池のそばには蛙が冬眠をするために石を積み上げて作った¨カエルホテル¨もあるそうだ。
自然保護協会(naturskyddsförening)のサイトににはこう書いてある。
-道路上で危険な状況にいるカエルやヒキガエル、イモリを池や沼まで安全に運んであげましょう。
-数を数えてArtportalen(というサイト)に報告しましょう。
-警告標識を立てましょう。
-蛙のために庭に池を作りましょう。心地よい蛙の合唱が聞けるかもしれませんよ。
-環境局や自治体に連絡をして必要と思われる場所にトンネルを設置する依頼をしましょう。
今回分かったことは、両生類は世界的に絶滅の危機に瀕している動物群であるということである。
個人個人が小さいことから始めれば良い結果へとつながると考え、道端でじっとしている蛙を見かけたら、脇に追いやるとかくらいならできそうなのでやってみるとしよう。やれそうなことからやっていきたい。