スウェーデンのクリスマス料理
クリスマスは家族が集まってお祝いをする日である。24日のクリスマスイブの食事の定番は、『ヤンソンさんの誘惑』とクリスマスのハムは欠かせない。自分で撮った良い写真が見つからないので、申し訳ないがJanssons frestelseで検索して頂ければと思う。ヤンソンはジャガイモ、玉ねぎ、アンチョビのグラタンで私はこの缶の物を使う。他にもあるのかもしれないが、私はこれしか知らないので他は使ったことがない。
色々なスパイスの入った液体に浸かっており、これが独特の良い味を出すのだ。17年ほど前、1年ほどトリノに住んだことがある。現地在住の日本人妻たちと知り合い、よく遊んでいただき、一度クリスマス会に参加した。食べ物持ち寄りだったので私は『ヤンソンさんの誘惑』を作って持っていったところ、かなり美味しいとの高評価を得たのだ。きっと彼女たちの中で、スウェーデン料理といえば今も『ヤンソンさんの誘惑』であろう。忘れてるかな。
ハムはこんな感じ。
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あとはニシンの酢漬け、ミートボール、ソーセージ、サーモンなど。最後はrisgrynsgröt(牛乳で煮た甘いお粥)を食べる。そして庭のトムテ(妖精)のためにお粥をお皿に入れて玄関の外に置くのである。でないとトムテが怒って家を燃やしたり、牛の餌に毒を混ぜたりするらしい。
とんがり帽子の小さいおじさん風の可愛らしい見かけに反してかなり凶暴なのだが、良い気分にさせておくと家をきちんと守ってくれる頼もしいやつなのだ。
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