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【スウェーデン生活】ナメクジが巨大すぎる件

スウェーデンに住み始めた頃、色々なものに驚いた。

日本のナメクジのなんとかわいいことよ。雨上がりに道路や庭、森でよく発生するのだが、初めて見た時はあまりの大きさに、うんこが落ちてるのかと思ったほどだ。長さは7〜15センチ、色は茶褐色、そのナメクジはmördarsnigelと言い、直訳すると「殺人者カタツムリ」となるがスペインナメクジとも言う。スウェーデンには1975年に最初に見つかった外来種で、雑食であり、草花、野菜果物などを食う迷惑な奴らである。庭で育てている大事な苺などを狙ってくるので見つけたら即退治しなければならない。

写真はriksförbundet svensk trädgårdより

退治の仕方については色々聞くが、私の周りの強者の姐さんたちの巨大ナメクジ退治方法はこうだ。

  1. 熱湯でぐつぐつ煮る 

  2. ハサミでちょん切る

1の方法は、私は台所で煮るが嫌すぎたし、面倒なので却下した。熱湯をかければいいのではないかとも思うが、それくらいでは死なないのだろうか。試してないのでわからない。

2のハサミでちょんぎるはやってみた。姐さんは退治する時は何十匹も切ると言っていたが、私は考えただけで寒気がし、出来そうにないなと思ったものの、かなり緊張しながら一匹の巨大ナメクジに恐る恐るハサミを入れた。
思い切って一息にやれれば良かったが、気持ち悪すぎて最後まで切ることができず、半分まで切ったところでギャーと言って投げ捨ててしまった。どきどきしながら様子を見守っていた子供達からは「半殺しで投げ捨てるなんて酷い!」となじられるし立場はなかったが、仕方がなかったのだ。私は肝が据わっていないへなちょこ母さんなのだ。
私には無理と悟り、その後やった方法:

3.塩をかけて退治
→溶けた。土の上なら良いがデッキの上だと跡が残って汚らしい。

4.土に埋めて見えないようにしてからスコップでグサっと刺す方法
→心地良くはないがハサミで切るよりはましだ。

まだやってない方法:

5.ビールを入れた捕獲器で溺れさせる方法
溺れた大量の巨大ナメクジを見るのは吐き気がしそうだが、奴らにとっては好物のビールの中で溺れ死ぬのだから、ある意味至福の中で死んでゆくということか。

残念だが気持ちの良い退治方法はない。


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