【光る君へ】ドラマレビュー第10回更新です
クロワッサンオンライン 連載中、大河ドラマ「光る君へ」ドラマレビュー第10回更新です!
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ロマンスと政変。第10回も盛りだくさんでしたねえ……今回、おおっ!と身を乗り出したのは、牛車が動いている場面。今まで停車している車は画面の隅にあっても、実際に使用されたのは初めてですよね。
寛和の変では、花山帝は牛車に乗って内裏を抜け出したと言われているので、今回ついに登場したと。
兼家が道隆に命じて用意させたのは、目立たぬようにと女車。まさか女性用の牛車に帝が乗っているとは誰も思わないということにくわえ、女性が乗る車は簾の内側に布の下簾を掛けて中の様子が外からは見えないように工夫が施してあったのです。帝を隠すのに物理的にも便利。
そして花山帝の「揺れるの」という台詞にもちょっと心惹かれました。
当時の牛車は身分によって車種が決められていたんですね。東宮時代はもっとグレードの高い高級車(糸毛車)に乗っていたでしょうし、天皇は牛車を使わず人が担ぐ輿に乗ります。
身分的に内裏の外に出かけることもそうそうなかったであろう彼が、一般的な車種の牛車に乗って思わず漏らす言葉が「揺れるの」。
細かいなあ、と思って観ていました。
明日は第11話、また不穏な気配のする予告編でした。楽しみですね。
了
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