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【光る君へ】ドラマレビュー第24回公開されました

クロワッサンオンライン 連載中、大河ドラマ「光る君へ」ドラマレビュー第24回公開されました!こちらからお読みいただけます↓

クロワッサンオンライン光る君へドラマレビュー第24回

父・一条帝との対面を果たした、脩子(ながこ)の可愛いことといったら!覗き込む父の顔をじっと見つめてから笑顔になるの、たまらなかったです。
一条帝が脩子を内親王としたことと当時の親王宣下について、レビュー内で述べました。
この頃、同じく高貴な方を親に持ちながら親王宣下を受けなかった子がいます。
出家していた花山院が、中務と平平子という女性たちとの間にもうけた娘たちです。

『光る君へ』第2話(ドラマレビューはこちら)で、母と娘の双方に手をつけたと為時をからかうために話していましたが、史実では本当にやっちゃっていました。しかも出家した後だから尚更アカンやつ。

花山院が同時に寵愛した母の中務、その娘の平平子はどちらも男児・女児を産みました。が、母の身分が低い上に父が出家した上皇というワケアリすぎる御子ということで、男児2人は花山院の父・冷泉院(つまり2人から見ればおじいちゃん)の子として親王宣下を受け、親王の称号を得ました。
何人か産まれた女児のうち1人だけ成長した平平子の娘は、道長の娘・彰子の女房となりました。いくらワケアリといっても皇女が女房……これだけでも気持ちが暗くなりますが、この女性は万寿元年(1024年)12月6日に路上で遺体となって発見されました。
(この事件は都の貴族たちを震撼させ、犯人捕縛でまたひと悶着となります。それはまた、別の話)

後ろ盾のない女性にとっては生きてゆくのに厳しい時代とはいえ、仮にも皇女が、あまりにも酷い末路。

一条天皇が脩子を内親王としたのは、中宮・定子の実家が零落した後に産まれた娘の立場を、少しでも確かなものにしてやろう、いやそうせねばという強い気持ちからだったかもしれません。

ドラマでは、一条帝と道長の関係が軋みはじめています。中宮・定子と脩子、母娘の運命は。
25話が楽しみですね。

(つづく)





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ぬえ
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