鵺鏡ハロウィンシナリオ「わらべ菓子」
演目名:わらべ菓子
作者名:ルッソ
推奨PL人数:2~4名
★このシナリオは非公式の同人シナリオです。
〇概要
ハロウィンでにぎわう魔都で、PCたちはお菓子を求めて客分NPCのもとを訪ねます。
一つの道につき一人の客分をたずね、菓子をもらうまで。
それを2回繰り返し、夜が明けるまでのシナリオです。
〇常ならぬこと
PCはすべての客分NPCに対して、初期因縁:奇跡をもつ
登場する客分NPCはシナリオ開始前、またはシナリオ中に参加者で協議の上、希望したNPCを登場させる
PCは原則(少なくとも見た目は)14歳以下のこどものキャラクターとする
道標の重複を許可する(例:2PCが道標甲を用いるなど)
〇登場するNPC
※常ならぬこと参照
なお、基本ルルブ掲載の客分に限定する
〇演目の筋
ハロウィンが浸透した魔縁の都。
いつもは陰惨とした雰囲気に包まれる魔境も、一時の賑わいを見せていた。
子供たちは思い思いの仮装をし、人魂片手に甘い菓子をもとめてめぐり歩く。
これはそんな夜に起きた一夜の奇跡
〇道標
甲 都をさまよう孤児
あなたの目的は、菓子をもらうことである。
推奨:孤児、野盗、孤高、式 初期喪失:自制心 初期因縁:全NPC(奇跡)
乙 幼い妖
あなたの目的は、菓子をもらうことである。
推奨:変化、畜生、大妖、人鬼 初期喪失: 初期因縁:全NPC(奇跡)
丙 都に紛れ込んだ小さな異物
あなたの目的は、菓子をもらうことである。
推奨:稀人、依童、神、屍 初期喪失: 初期因縁:全NPC(奇跡)
丁 宮廷を抜け出した高貴なる子
あなたの目的は、菓子をもらうことである。
推奨:貴族、呪験、孤高、聖 初期喪失:自制心 初期因縁:全NPC(奇跡)
以下、GM用ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇演目かく流れん
幕開け、甲・乙・丙・丁
今日はハロウィン。暗雲包まれる京の都の夜も、今日はカボチャの明かりをたよりに出歩くことができるだろう。
知り合いだった君たちはともに菓子集めに出発する。
我道 登場NPC ※常ならぬこと参照
能力値「魂魄」判定 → 能力値「生様」判定 → 能力値「血脈」判定
鬼道 登場NPC ※常ならぬこと参照
能力値「血脈」判定 → 能力値「生様」判定 → 能力値「魂魄」判定
〇悟道
夜が明け、狂騒は醒めるも、手に持つものは残る。
〇次なる演目への道標
親交を深めたPC、NPCと再会するシナリオなどよいだろう。
あるいは別のNPCに対して、再度ハロウィンの夜訪ねてもよいだろう。
〇客分かく動かん
普段は己の目的のため、都の闇となって暗躍するどんな客分も、この日ばかりは緊張を解くだろう。
それが子供相手となればなおさらだ。
菓子をねだられれば素直に渡してくれるだろう。どんなものを渡すかは、一度GMの提案を提示したうえで、PLと協議したものにするのがよいだろう。
NPCの中には、話を二言三言してから渡すものや、一つ問題を出す者もいるだろうが、こどもと遊んでやっているつもりであり、たとえうまくいかなくても菓子はプレゼントするものとするのがよい。(例えば難題にPCが失敗しても、残念賞だと菓子を渡すなど)
仮にPCと客分NPCが、RP上どうしても敵対するものでも、真実の姿を偽ったり、一時的に場から離れるなどして、話を進めるようにするのがよい(例:源頼光にとって妖は仇敵であるが、姿を偽ったり、一時的に頼光が正気を取り戻すなどさせるとよい。過程はPCたちにRPさせると話に広がりが出るだろう)