未来都市ドバイを駆け足で巡る
関空からエミレーツ航空で向かったバルセロナ。
せっかくのドバイ空港での乗り継ぎ。あえて長めのトランジット時間の便を選び、発展著しいドバイを4時間弱で巡ってきた。
世界一の額縁ドバイフレーム
最初に訪れたのはドバイフレーム。旧市街地と新たに開発が進むエリアのちょうど真ん中に2018年に建設された。
「世界最大の額縁」としてギネスブックにも載っている。
入場チケットはネットで事前に購入(時間指定)しており、朝9時のオープンと同時に入場しほぼ一番乗りだった。
ドバイフレームの地上150mの最上階は展望台になっていて、ドバイの旧市街地からブルジュ・ハリファの建つ開発が進むエリア、そして砂漠から海まで見渡すことができる。贅沢な景色だ。
中央部分にある足下のアクリル板は、上に立つと下が透ける仕掛けになっているので高所恐怖症の人は要注意だ。(真ん中を通らなければ大丈夫)
展望台に行く途中にはドバイの歴史を知ることができるようになっており、降りてからはドバイの未来のイメージ映像を見ることができる。
これが凄い!3面に映像が流れる中に立って見るようになっていて、空を飛びながらドバイの未来を見て回っている気分になる。
普段はバラ色の未来の映像などには胡散臭さを感じる僕だが、ドバイならきっと実現していくんだろうなと思ってしまう勢いを感じた。
全てのスケール感がすごいドバイモールとその周辺
ドバイフレームから向かったのは、ブルジュ・ハリファに隣接するドバイモール。世界最大級のショッピングモールだ。
時間がなかったためじっくり見て回ることはできなかったが、モール内には世界最大の巨大水槽のあるドバイ水族館がある。水槽の一部はモールからも見ることができるので、入場しなくても雰囲気は味わえる。
モール内には約1200店舗。あらゆるお店が揃っており、じっくり買い物をしだしたら一日かけても見て回ることは不可能。中東の白い民族衣装カントゥーラをまとった男性たちが、モール内のAppleストアで熱心にiPhoneを見ていたのは何だか不思議な光景だった。
モール内のフードコートには、たこ焼きの「銀だこ」が近日中にオープンするらしく、たこ焼きがグローバルな食べ物になりつつあるんだということを知った。
ドバイモールから外に出るとラグーンがあって、その横には巨大なブルジュ・ハリファがそびえている。
周りのビルも超高層ばかりなのだが、群を抜いて巨大。写真に収めるのに苦労する。(なので動画)
今回は時間の都合で見ることができなかったラグーンでの壮大な噴水ショーは、次回訪問する機会があれば必ず見たい。
EXPO2020
ドバイでは、来年10月からEXPO2020が開催される。
ドバイ空港にも大きな看板が設置され、エミレーツ航空内でもプロモーション映像が流れるなど、国を挙げて盛り上げようという機運を感じた。
会場の建設は着々と進んでおり、この万博を契機にドバイはさらなる発展をしていくことだろう。
5年に一度開催される大規模な万博。ドバイの次の開催地は2025年の大阪。これも楽しみだ。
解放と経済発展が生み出す好循環
アラブ首長国連邦のドバイは中東諸国の中でいち早く外国に解放された都市だ。
様々な慣習の違いなどから少し近寄りがたい雰囲気のある中東だが、ドバイのコスモポリタンな感じはイラン問題などで世界を騒がせているペルシャ湾に面していることを忘れさせる。
現在、ドバイの8割以上が外国人によって構成されているということであり、安全性も含めたドバイの街の雰囲気は、中東のシンガポールといったところだ。
外国人にも解放されたことで、世界中から人と投資を呼び、それが作り出す安心感がさらなる人と投資を呼び込むという好循環が生まれている。
快適なエミレーツ航空
今回、日本からの直行便のないバルセロナに行くにはどこを経由するかで複数の選択肢があるため、海外旅行に慣れた何人かに話を聞いて安くてサービスも良いというエミレーツ航空に決めた。
エミレーツ航空といえば、世界トップクラスの評価を誇るエアラインだけのことはありそのサービスのクオリティは保証されている。
機体は世界最大の旅客機エアバスA380。エコノミーでもシートピッチは81cm以上確保されておりゆったり座れる。食事は往復とも離陸後と着陸前の2回提供された。
関空を飛び立つのは深夜11時半。食事時間以外はほぼ寝て過ごしている間にドバイについた印象だ。ヨーロッパを旅する際には、ドバイでのトランジット時間を利用し、発展を続けるこの未来都市を見て回るというのも旅のオプションとして考えてみてはいかがだろうか。
街を見て回る際には安くて安全なタクシーをお勧めしたい。基本的にどこでもすぐにタクシーをつかまえることができる。試しにメトロも乗ってみたのだが、結構混んでいて大変だし、ドバイモールでは最寄り駅まで思いのほか遠くて心が折れそうになった。(メトロは日本製車両であるし、鉄道好きなら僕のように一度ぐらいは利用してみても良いかとは思う)
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