最近、自分は意図せぬ所で保守的であると感じることが多い。トンデモ陰謀論を聞いて「ほーん」と思う割には、痴漢に遭ったら警察を呼べばいいと思っているし、アイロンから出火したら消防士がなんとかしてくれる、と思っている。だから3週間程ずうっと平日は同じ時間に起き、休日は半日程惰眠を決め込む、という生活を続けている。規則正しい生活というのは人をダメにする。こんな生活をする目的というのは授業や職場に定刻に到着することぐらいだ。職場に遅刻したら職と生活を失うが、授業に毎日バカ正直に遅刻せず
前置きが引く程長いので、感想のみを閲覧したい読者の皆様にはしばらくページをスクロールしていただきたい。 勿論この記事は本書における内容を含むため、未読の方々のうちネタバレを嫌う方は読んでも怒らないようにして欲しい。 ・ ・ 一部の例外を除いて、大学生には夏休みというものがある。夏休みといえば、浪人期に現役で大学に合格した友人との会話で「大学生の夏休みは人生の夏休みである」という主張を聞いたことを思い出す。僕は当時、受験生という身分を盾にしてその主張に反発した。今考え直したら、