公演延期のことがYahoo!ニュースに。
先日「演劇のこと」で書いた
シアターキューブリックのことが記事になっていました。
当日私も、記事に書かれている現場にいました。
ありありと脳裏に蘇る光景を、これからも私は忘れないでしょう。
奥山さんの悔しそうな顔。
空気を重くしたくなくて、冗談めかして返す役者たち。
それでも休止前の通し稽古に、全力で挑んでいたこと。
(ヘッダー写真は、通し稽古後の全員)
緑川さんが最後に言った言葉。
部屋の空気も、雨の匂いも、全部全部、覚えている。
このnote記事を書き始めた時、
ラジオからユニコーンの「すばらしい日々」のイントロが流れ
Aメロの歌詞が始まった途端、涙がこみあげた。
「僕らは離ればなれ たまに会っても会話がない
一緒にいたいけれど とにかく時間が足りない」
まるであの当時の私たちのよう。
肝心なことは言葉にできない、でも一緒にいたくて。
不安な中でも、稽古の中には確かな座組の核心があった。
「すばらしい日々だ 力溢れ
全てを捨てて僕は生きてる
君は僕を忘れるから その頃にはすぐに君に会いに行ける」
会いに行きたいなあ。
仲間たちに、そして、
「幸せな孤独な薔薇」の中で生きている、彼らに。
まずはそれぞれの闘いを。生きよう。