終幕 #8 中村駿
お世話になっております。社会学科4年の中村駿です。
平素より日本大学文理学部サッカー部へ多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
多くの関係者、保護者、OB、OGの方々の支援の下、リーグ戦22試合を戦い切り1部リーグ昇格を果たすことができました。
特に毎週末、忙しい中現地でサポートしてくださった岡本さん、桜井さん、野口さん、達朗くん、深く感謝を申し上げます。
自分の思いを伝えるのは得意ではないので拙い文章になってしまうと思いますが、最後まで読んでいただけるとうれしいです。
自分にとってサッカーとは
高校最後の公式戦が終わった時、自分はピッチの上にはいなかった。選手権のメンバーには選ばれていたもののピッチに立つことはなかった。試合終了の笛がなった時点で自分が続けてきた本気のサッカーは終わったと感じた。
試合に出ることはできなかったが、自分ができることは全てやったつもりでいたから後悔はなかった。
大学でもサッカーを続けることを考えたが、セレクションではカス扱いされ、自分の実力では体育会と呼ばれるチームでサッカーをすることはできないと知らされた。
サッカーへの熱は高校で冷め切ってしまった。そう感じた。
だからといって、これまで10年以上続けていたサッカーから離れた生活をすることは考えられなかった。これまでの自分の生活はサッカーが中心になっていたと改めて考えさせられた。
社会人のチームかサークルかどこかでゆるくサッカーを続けたいと考えていた時に、高校の先輩であるこたの誘いもあり、日本大学文理学部サッカー部(通称 チョンボーズ)の存在を知った。なおきとせりを誘ってこの組織でサッカーを続けることに決めた。
チョンボーズ!!
なぜ、日本大学文理学部サッカー部がこの名称になったのかは今でもわからず、当初はあんまりかっこよくないなと思っていたが、今では愛着が湧いている。笑
チョンボに加入しても1,2年の頃はコロナウィルスの影響もあり、活動がほとんどなく家でだらだら過ごす生活が続いた。
自分の周りには、教師になる、消防士になる、プロになるという明確な目標をもっている人が多かったが、自分には何もなく、無駄な日々を過ごしていた。
自分が無駄な日々を過ごしている中、大学サッカーの道へ進んでいった同期は苦しみながらも輝きを放っているように見えた。そんな同期を見て
「本気でサッカーがやりたい」
高校で冷め切ったと思っていた熱が再燃してきた。
高校では常に2番手、上には絶対的なエースがいて試合に出れなくてもしょうがないという気持ちがあったと同時に、自分も試合で活躍したいというエゴの気持ちもあったことに気付いた。
‘‘大学サッカーは本気で楽しみ尽くす‘‘ そう心に決めた。
そんな気持ちを抱いて臨んだICUの復帰戦では、開始20分で足がつって、なおきと二人で笑ったのを覚えている。きつかったけど、ピッチに戻ってサッカーができたことが何よりうれしかった。
3年生になってからは、都2部リーグに昇格して初めてのシーズンを戦うことになった。2部リーグの相手は本気で強かったし、試合の運営を行うのは本当に面倒くさいなと思った。大地さん助かりました。
このシーズンでは、最終節まで昇格争いに食い込んだが、キャプテンの退場や小山監督の乱心(普段から落ち着いていたことはないが)があり、結局昇格することができなかった。
先輩たちとは来年かならず昇格することを約束した。
個人的にはこのシーズンが、一年を通して強い相手とサッカーができて楽しかった。
4年生になり最高学年として、サッカーを楽しむことができるのも最後の年になった。最高学年としてサッカーだけではなく、チームの運営もしなくてはならなくなった。えざやせりがチームのことを考え、率先して動いていた中、幹部ではなかったおかしょうと自分はあまり仕事をしなかったことを許してください。
チームは1部昇格を目標にして走り始めたが、そこに対して1ミリも達成を疑ったことはなかった。(小山監督は心配で夜も眠れなかったらしいが)
確かな実力とパワフルさを兼ね備えた1年生の加入、ふわふわとした雰囲気だがチームの柱にもなれるメリハリのある2年生、実力もありクールなふりをしているが本当は熱い漢たちが集まる3年生。ピッチでもピッチ外でもチームを牽引する4年生。達成できないわけがない。
てんたの大怪我?や、教育実習などのイレギュラーはあったものの無事に目標であった1部昇格を果たすことができた。優勝決定戦の一橋戦は勝つことができなかったが、高校の時とは違う確かな達成感があった。
個人的な目標であった10ゴールは城田とゆうさく、海人などに奪われたせいで達成することが出来なかったが。
サッカー人生の中で最も悔いのないシーズンを過ごすことが出来た。
‘‘楽しみ尽くす‘‘ことができた。
メッセージ編
1年生たちへ
4年生の最後の一年、1部昇格という目標を達成し、最高のシーズンを送ることが出来たのは1年生のおかげです。ありがとう。ピッチ内外ともに前に出てくることはないけど支えてくれて感謝しています。来年からはもっと自分たちを前面に押し出して!あとはメリハリをつけてください。
城田、ゆうさく、試合前も練習中もゴール数で勝負してたけど、来年は2人で10ゴール達成してね
2年生たちへ
後輩というよりは年の近い弟ができたような感覚でした。1年前の昇格できなかった悔しさを共に晴らすことができてうれしい。来年は先輩を支えつつ後輩を引っ張る難しい立場になると思うけど、みんなならできる。
りょうと、てんた、ほった、練習後の登戸でのくだらない時間が好きでした。またご飯いこう!
こたろう、中学校からの直属の後輩。来年はチームを引っ張っていくプレー期待してます。
3年生たちへ
1部リーグの強い敵との勝負を楽しんで!!新しいチョンボカラーで染め上げていってください。俺たちができなかったポゼッションサッカー楽しみにしてます。めざせ1部優勝!
らいむ、けいへ
5年間ありがとう。俺たちの背中を追って加入してくれた二人には感謝しかないです。個人的にもチームもすごい助けられました。来年は悔いのない最高の1年になるように頑張れ!!
4年生たちへ
苦しい時間も楽しい時間も共有できた最高の仲間たちでした。ありがとう。多くは語らないけど感謝してます。卒業しても集まってくだらない話で盛り上がろう。
なおき、せりへ
7年間ありがとう。半ば強引に入部させたけど、あの判断は間違いじゃなかったと思ってます。二人のおかげで大学入っても浮かずにやることが出来ました。また、始発で熱海まで行きましょう。
両親、兄へ
15年くらい、1番のサポーターでいてくれてありがとう。何一つ不自由なくサッカー人生を終えることができました。たまにプレーに口出してきた時は嫌だったけど、おれより勝ちにこだわるくらい本気でサポートしてくれてありがとう。これからはゆっくり恩を返していきます。
自分の1番のライバルだった兄。今となってはおれの方が上手だけど。おれとサッカーを出会わせてくれてありがとう。
終わりに
高校サッカーを終えてどこかくすぶっていた自分がもう一度、本気でサッカーをすることができたことをうれしく思います。
これまでの自分のサッカー人生に携わってくれたすべての人に感謝申し上げます。
今後もチョンボーズ(日本大学文理学部サッカー部)への支援と応援をよろしくお願いします。
長々と実のない文章を書いてしまいましたが最後までお付き合いありがとうございました。
チョンボーズ!!!!!
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