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『Passion is beautiful』 学生監督 小山丈太朗


学生監督 小山 丈太朗

日頃より日本大学文理学部サッカー部にご支援,ご協力を頂いている教職員・OB・保護者の皆様、本当にありがとうございます。
2021年より3年間学生監督を務めさせて頂きました小山丈太朗です。
この度2023リーグ戦終了と共に学生監督を退任させて頂きます。優勝こそ果たす事は出来ませんでしたが、15年ぶりの1部昇格を果たす事が出来ました。
監督としては3部からのスタートでしたので、1部まで昇格を出来た事は誇りに思っています。
この結果を出せたのも一重に一緒に戦って来た選手(先輩,後輩,同級)、スタッフ、OBの野口さん、桜井さん、岡本さん,顧問の大嶽先生のお陰だと思います。

この様な文章を書く機会は中々無いので拙い文章になってしまいます。ご容赦下さい。

先にブログを書いた同級生はハゲ、デブ、乱心などの罵詈雑言を多く描かれました(泣)
学生監督は威厳があり、みんなから尊敬を集め、人格者と思われますが自分に限ってそんなことはないです。
小・中・高の友人は「監督なんてできるの?」とか「めっちゃ偉そうやん」とか言われますが、全く持ってキャラは変わってないです。心配しないで下さい。ちゃんと弄られてます。
高校3年生時の自分が読んでいたら、驚愕していると思います。早稲田大学か明治大学でサッカー部のマネージャー、主務をしたいと考えていました。
日本大学なんて絶対に行かない、浪人すると思っていましたが、日本大学文理学部サッカー部に入り、目的・Passionを持って大学生活を送ることが出来ました。
2020年4月の自分に対して「とても良い大学生活だった」と胸を張って言えると思います。

自分の昔話をしても全然面白くないので自分が生きていく上で大切にしてるものを伝えたいと思います。
そもそも最終節にこの内容を喋ろうと前日に話す内容も決めて、準備をしていたのですが、いざ話すときに感情的になり頭が真っ白になって話すのを忘れたので、ブログで書きたいと思います。
また少しでも日本大学文理学部サッカー部の環境を知ってもらい、みんなの凄さを知ってほしいです。

自分が生きていく中で大切にしているもの

それは Passion(情熱)です。

『知ってるよ』と選手,スタッフのみんなから言われると思います。選手の皆んなにPassionとしつこく、毎回言い続けたと思います。

なぜPassionなのかを説明したいと思います。

日本大学文理学部サッカー部はとても厳しい環境でサッカーをしています。

○グラウンド


大学の施設は一歳使用できません。
毎月グラウンドを抽選で申し込み、料金を支払い利用しています。

大学からどのグラウンドも離れており交通費の負担があります。上井草スポーツセンター(大学から遠方)を使いすぎるとみんなから怒られます。

○練習時間


早朝練習(6:45 or 7:00開始)のため、殆どの選手が始発に乗車して練習をします。
練習時間は
6:45-7:50 下高井戸運動場
7:00-7:50 調布西町サッカー場
のどちらかです。(週3回total3時間程度)

始発でも開始時間より到着が送れる選手がいます。
全体が揃ってできる時間は40分もありません。電車に乗り遅れると1限に遅れるため、急いで準備をしてグラウンドを後にします。

キャプテン芹澤は三浦半島から2時間半かけて朝練に来ていました。
フリーター大越は夜2:00ごろまでバイトして朝練に来ていました。
2人とも尊敬します。

早朝練習後に4年生は就職活動、教職や公務員試験勉強、3年生〜1年生は多くの授業があります。

この厳しい環境でプレーし、素晴らしいパフォーマンスを発揮できる選手は本当に凄いと思います。

この厳しい環境だからこそ、必要なものはPassionなのです。

辛い、きつい、眠い、しんどい、つらい、めんどくさい、だるい、周りの友達との飲み会も早く切り上げなければいけない、彼女とのデートも終電で帰らないといけない、旅行も行けない、遊びにもいけない、デメリットは数え切れないです。

けど、試合で勝った時の高揚感、チームメイトとの何気ない会話、まだサッカーを続けたい、サッカーを諦められない気持ち、自分の思ったプレーが成功した時の感情。大きなメリット、何事にも変えがたい感情を生み出す力がサッカーにはあると思います。

辛い時こそ、きつい時こそ、感情に熱量を持たせましょう、気持ちをあげて、奮い立たせましょう。

これからの人生の中で大きな困難は幾つも訪れると思います。仕事のこと、家庭のこと、人間関係のこと、その他諸々。
大人になったら
「取り敢えずビールで」とお酒で逃げることができると思います。それもとても大事なことです。
けど、
「取り敢えずPassionで」と困難に立ち向かってみるのも良いと思います。熱量を持っていれば大抵のことはなんとかなります。

Passionはいつまでも続きます。いつまでも必要です。サッカーだけでなく、色々な場面で使えます。
そして何かに真剣に、何かに情熱をもって取り組んでる人は美しいです。
情熱を持ち何かに取り組んでいる姿に人々は心揺さぶられるのだと思います。
だから日本大学文理学部サッカー部の選手にはPassionだけ覚えたいおいて欲しいです。
チョンボといえばPassionになって欲しいです。
幾らいい戦術、いい選手、いい環境があっても、Passionが無ければそのサッカーは何も残りません。
しかし、どんな選手、どんな環境であれ全員にPassionがあればなんとかなります。
これから入ってくる後輩にもPassionをみんなから伝えていって欲しいなと思います。
そしてPassionを持ち続け、今後の人生も熱すぎる熱量を持って歩んでほしいと思います。

【メッセージ】
1年生
君たちの代で東京都優勝をチャレンジできると思っています!より新しい、より強いチョンボへ、みんながPassionを持って進化させて欲しいなと思います。

2年生
学年の人数が多くて、仲が良くて、自分達が勧誘して入ってもらった代なので思い入れがあります。
ギャンブル・彼女にだけでなく、チョンボにもpassionをもっともっと注いでください。
もっと勢い、気持ちの良さを出して下さい!!

3年生
一番長く過ごしてきた代です。
試合になかなか使う事ができず、申し訳なかったです。
サッカーが上手いのも、気持ちが実は熱いのも知っています。来年度は1部で難しい事、困難がたくさんあると思います。そんな時こそPassionで、頑張って!

同級生
まだまだ大人になってもPassionでいきましょう。
たくさん遊びましょう!(誘ってください)

拙い文章ですが、読んで頂きありがとうございました。
少しでも日本大学文理学部サッカー部のことを知って頂くためにも、いいねや告知して頂けると幸いです。

最終節後の写真


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