見出し画像

頑固さは武器です

子どもが中学生になった年に
「いろんな経験値のために」と
コンクールに参加するようになりました
概ねおおむ地区予選で終わる結果でした
当たり前です
幼少期のピアノで、そんな訓練してませんでしたし
参加することに意義がある感じでした

とても記憶に鮮明なことがあります
審査員の著名なピアニストの先生の言葉で「これからクラッシックピアノを専門に目指すならば、歌謡曲はあまり聞かない方がいいですね」と仰ったことです
おそらく、
歌謡曲の中には演歌もポップスもアニソンもボカロも含むのだと思います

このことを揶揄やゆするものではありません

音楽の造りが違うからなのかな?

と、素人ながらに思ったものです

だから
ふみくんがそもそも「現役だった頃」って言う表現は(なるほど)と思って聞いています

それじゃ
聴き手の私に現役時代があったのか?

と言うと…無いんです
自分の子どもたちがクラッシックピアノを習っていたことがあって
その関係で様々なクラッシック音楽を
コンサートやリサイタルやコンクールで聴くことができたという程度です

それじゃ
耳だけでも現役と言えたか?

と言うと
決してクラッシック嗜好ではなかったです

それだからこその
ふみくんのピアノなのだと思います

(なんだか少しスッキリしてきました)

ふみくんはクラッシック音楽をよく理解されて訓練を受け
クラッシックピアノに敬意を持たれた上でポップスピアノを選ばれたこと

それは決して安易なことではなく
とても大切な選択をされたのだと受け止めています

考えてみれば
生のピアノの音は保育園や幼稚園から
高校を卒業するまでは、ある程度容易に聴ける環境が整っていると思います
ところが、その学び舎を卒業すると
途端にチャンスが無くなります
ハーモニカやリコーダーを学校で習う前に耳に馴染んでいたはずのピアノの音色が、大人になるとなかなか遠くなるものだった気がします

だからこそ
街ピアノが流行ったのかな?

それと
これもおそらくだけれど…
初めてピアノで聴いたことのあるメロディってクラッシックでも歌謡曲でもなくて
その学び舎の校歌だったり園歌だったり
「チューリップ」だったりするのかな?
そうです「歌の伴奏」から始まることが多いものなのかな?
そんなふうに
自分が初めてピアノの音色を聴いた時のルーツを探っていくと
ストリートピアノで普段から耳に馴染んだポップスや懐メロや唱歌のメロディを聴くとホッとするし
足を止めて聴き入るのも納得できるし
YouTubeの動画で見付けたピアノの音に好みができたり推しを見出みいだして夢中で聴き続けることも
各時代の音楽を楽しんできた自分としては、どこか原点回帰してるところがあるのかなぁ?なんて思ったりもします

クラッシックピアノの音楽も
一般的に有名な曲しか知らない自分には
子どもの勉強の為にと聴きに行ったリサイタルの中で○○作曲Op.○○番というだけの難曲などはイメージし難くて
今だから言える話(ちょっと居眠りしちゃったこともあります)ピアニストさんに申し訳ない結果となったこともあります

ふみくんがよく
「クラッシックをお好きなら専門の配信者のところで…」と仰るのは
ご自身が抱えているリスナーの嗜好を
よくご存知で
尚且つ
その中には、ふみくんが積み上げて来られたクラッシックへの造詣の深さも
よく理解された上でリクエストされている方が多いのも生配信を聴いていると伝わります

私が思うに…
ふみくんのピアノはこうあるべき
が全くないんじゃないのかな?っていうことです
最近わかったことなのですが…
ふみくんて、ネット配信のトークでも
街ピアノで実演のトークの時でも
それこそストリートピアノの順番待ちの待機時間であっても
言いたいことはスパッと言い切る方なんですよね!
その小気味いいこと!!
(小さなお子さんには優しいですがオトナ女子には辛口です)

札幌のピアノ男子は
ふみくんの前に立つと背筋が伸びてましたし(決して威圧しているわけでなかったです)
ネット上だから虚勢を張るのではなくて
普段から物怖じしない媚びない姿勢

それなのに
そのオーラには全く威圧感を感じず そこに居るだけで空気が温まる
不思議な青年だなと感じました

あな街のポスターが
いつか日本地図に変わり
もっともっとたくさんの街に広がったらいいなぁっていう気持ちが湧いてきました


いいなと思ったら応援しよう!