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聴く年代による「時代」の考察
初めて聴いたのは14歳くらいの時だっただろうか…
初恋が失恋に終わって
…別れた恋人達も…
というフレーズに、別れるどころか
付き合ってもないし…と
幼なじみに彼女ができたことについて
泣きたい気持ちで聴いたような気がする
(幼なじみの初恋が、私だった事実は17歳の夏に人づてに知ったし、30年振りに再会した時は「妹のような存在だった」と言われた←同級生だよーもう笑)
30年振りに会ったのは同窓会だったから
お酒飲んだフリして
「その出っ張ったお腹何とかしなさいよぅ、私の初恋返しなさいよぅ」って言って、お腹にパンチ何発も当ててやった
相変わらず甘えさせてくれた
若いころに聴く歌は
恋愛感情に結びつくから、ちょっと乙女帰りするんだけど…
中島みゆきさんの歌詞は、恋愛と見せかけて実は人生語ったりするから
特にこの曲なんかは、自分の年齢と共に聴き方が変わったと思う
人は何度もへこたれるから…
…今日は倒れた旅人たち…も
が、だんだん心に沁みてくるようにもなる
まだ終わらないって知ってる
終われないって自覚がある中で
倒れたフリだけでもしてみようかと考える(ひたすら眠って脳を休めるという現実逃避か)
そんな単純なことでもないけど……
必死こいて、ペダルガンガン踏み込んで
信号機で止まった時に吹き出す汗
再度走り出す時のペダルの重さと
だんだん爽快になってくる風に乾く汗
緩急織り交ぜて巡る時代を過ごすこと
そんな思いに寄り添う演奏だと思った
もしも生きてたら
50代のふみくんの「時代」聴きたい
なんて贅沢なことを考えて聴いてた