タイの夜道で男に声かけられ、急遽サーフィン大会に出てほっこりした話
ラヨーンでのサーフトリップは夢の様だった。
初のサーフィン大会、しかも海外で優勝できたのは嬉しかったけど。。
何より、想定外の出会いがたくさんあって、たくさんの人が仲良くしてくれたのが本当に嬉しくて。さらにサーフィンとサーフカルチャーと海のトリコになった。
もともと、私は普段からリモートワーク。
家でもくもく仕事しているより、せっかくタイにいるから、ワーケーションでもしようと思い立って、犬をつれた、一人旅寂しいワーケーションになる予定だった。
いつもサーフィンに行くパタヤから車で1時間くらいの「ラヨーン」というビーチタウンに行くことした。犬を連れての一人旅は今回初めてでドキドキ。
もともと今週末「ラヨーン」でサーフィンイベントがあるのを知っていたけど、犬が泊まれるホテルが週末空いてなく、金曜日に帰る予定だった。ホテルは快適で、波も良く、犬も砂浜で毎日はしゃいで、仕事も捗る。割とワーケーションとしては最高で満足だった。
2日目の夜、犬と夜な夜な散歩してたら、いつもサーフボードを借りているお店の前で、知らないお兄さんが笑顔で声をかけてきてくれた「君、今日サーフィンしてるとこ見たよ、今週末の大会出ない?」と言われた。
セレンディピティ中毒としては心の中で「はい!是非!」と叫びつつ、「え?いいんですか?」と控えめなふりをして答えた。
…..結果として超絶おしゃれなサーフイベントのウィメンズ/ビギナーディビジョンに出ることに。いろんな面で最高の体験だった。
■サーフィンの大会に出るという初体験。
大会のために貸切状態になっている海。どの波を選ぶか自分次第。私の様な、普段から周りを気にして、ガツガツ波をとりに行けないタイプには感じたことのない快感だった。
最後のヒートは完全に限界まで疲れ果てた状態で挑んだんけど、少しハイになっていたせいもあり、途中、海に吸い込まれる様な感覚に襲われた。音がいっさい聞こえなくなって、目の前でわれる大きな波がスローモーションで見えた。
他のサーファーは荒い波で遠くにいて見えない。自然への恐怖と興奮が混ざった、生な感覚が湧いて生きている心地がした。
私にとってサーフィンは邪念を捨てて自然に溶け込む時間だと考える様にしているけど、今までこんなに一つ一つの波のために集中力を絞り出したことはなかった。限られた時間の中で一番いい波を選ぶのも、乗ってからのバランスも、本気で集中した。
もう後半、本当に波がスローモーションで見えた。なんかわからないけど、新しい領域のサーファーになれた気がした。
■タイの祭り好きな文化・楽しむ天才
イベントは本当におしゃれで、音楽も雰囲気もよくて、何より女の子たちが着ている水着が本当に可愛かった。
みんな自信を持って心地良さそうで、周りが何してようが、そこに音楽があって、自分が踊りたい時に心のいくままに踊る。タイのこういうとこすき。
■暖かいローカルコミュニティーと新しい友達
言語もわからない、友達もいない、異国でのプチ挑戦だったけど、本当にみんなムンを可愛がってくれて、どこからきたのーって声をかけてくれて、本当に「嬉しい」って気持ちを久々に噛み締めた。
直感に従って、思い立って行動した「ワーケーション」
大正解だったし、偶然の重なりで、大会に出て、たくさんの人に出会い、本当に楽しい時間を過ごすことができた。
出かけるって本当に大事。これからもたくさんいろんな場所に行く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?