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働きたいから働く。貪欲に、あるがままに。

1.3億円もらったとしても働くか?

 このパーソルホールディングスさんのコンテストを見かけたときに、会社の同僚集めてやった哲学カフェが思い出されます。飲み物⽚⼿に進⾏役のサポートのもと、私たちの暮らしや社会に関わるテーマについて、参加者同⼠で自由に話し合うものですが、その哲学カフェで私が企画、進行役をしたテーマ「なぜ人は働くのか」が頭をよぎります。

『3億円今貰ったとしても働きますか?』

 この言葉は、ある参加者が初めに発した言葉です。私は、その時進行役で意見を述べるのは控えてましたが、参加者としていたならどういっていただろうとこれを書きながら考えます。恐らく「働く」と胸を張っていっていたと思います。

2.なぜ私は働く?

  なぜ働くと胸を張っていったと思ったのかと聞かれると、単純に働きたい、趣味としてではなく、今働いている分野で今後も食っていきたい(楽しむだけでなく困難や苦悩も受け入れたうえで稼ぎたい)と今思えているからかなと思います。

 もちろん、前述した3億円は現実もらえはしないので、生活のため、生きていくために仕事をしているのは確かです。ただ哲学カフェでなぜ働くのか?という題で話した時、「なんで生きるために働いているのか? 生きる必要があるのか?」ということをふと思いました。

 詰まるところ「生きたいから働いている。まだ探求したい世界があるから今の組織で働いている」というのが結論です。結局のところ生きたいという執念と探求心の表れが、胸を張って働きたいといっているのだと思います。

3.私の現在地

 私は今、独立行政法人で研究関連の契約に関する業務に携わっています。今働いている機関は、当時大学院で就活しているときに第一志望してたところに入りました。大学院の時に、標準化(特にデジュールスタンダード)や技術経営に強い関心を持っていました。

 博士課程にいって研究者の道にいこうとも考えましたが、企業の機密な部分を扱っているところもあり個人的に満足いくぐらいの研究ができませんでした(企業へのインタビューとかフィールドワークはしていてそれなりには修士論文をしあげましたが個人的に不完全燃焼な部分もありました)。話を引き出す器量がなかっただけかもしれませんが、第三者的な視点から分析し、論文を残すというよりも研究支援なり、連携のお手伝いなど実務で当事者目線で貢献したいなという思いから、今の職場を志望し、働くに至っています。

 実務者の目線から技術経営やイノベーション、技術移転等をただただ探求していきたい。それを人生のテーマとして突き進んでいきたいという好奇心が働きたいという思いの源泉になっていると思います。

 今は研究関連の契約に携わっていますが、最近の研究のトレンドを感じ取ることができるので、その技術がどういう形で世に出ていったら面白そうかなど思いをはせるのが楽しいです。もちろん相手方のある仕事なので調整がうまくいかないこともありますがそこも許容したうえでやりがい持って働けているかなと思います。

4.今後どう働く?

 今後の働き方についてですが、まずはキャリアについてです。興味関心がひょんなことで変わって違う道に進むことも考えられますが、今の時点での話です。

 やはり最終地点とすれば、何かの製品や基準等に関する標準化を推進できる人材、産学官の連携の専門人材になることと考えています。そのためにも地道な経験が必要になってくるのかなとも思っています。組織内外の人と積極的に話していく、一通り部署を回り、各種連携制度を理解し、改善、整備していくことを地道にし、地力をつけていくことが当面の目標になるかなと思います。標準化支援に関する部署にもいきたいですし、ベンチャー支援もしてみたいですし。

 何か一つでもこういった標準化の規格の開発支援に携わったとか、自分の携わったベンチャーがこんなに成長したなど、いわゆる成功体験はどこかで味わいたいなと思っています。それ以上に失敗経験も積みそうではありますがそれも一つの経験になると思っています。

 ただ仕事で身につくものといっても限界はあると思うので他のことにもあれやこれやと手を付けていきたいなとも考えています。

 仕事もそこそこに資格勉強とか異業種交流会の参加とか就活生と話すとか投資を本格的にするとか他の活動も活発にしていくと思います。個人的にできること、発信できることは仕事関係なくしていきたいなと思います。人脈作るとか、就活生と話して各々活躍できるところに行ってもらうとか(適切なところに行って活躍してくれたら結果的に技術の推進に繋がりますし、仕事や投資の経験、自分自身の就活経験から企業情報伝えて、認知度の高くない企業を見てもらうのも企業の競争力向上のほんの小さな一助になると思います)。それが仕事に還元できたら尚良いかなって勝手に想像しております。

 現在、ボランティアみたいな形で就活指導的なものをしていますが、本気でするとなると企業の情報や経済に関して徹底的に情報収集しないといけなくなるので結果的に市場や企業に関する勉強が出来ています(投資もしているのでそのせいもあります)。

 他にも考えているのは、働きながらMBAとかMOT、他分野の大学院にいって研究したいなーというのもあります。やはり実践でしてきたことが理論として正しいかったのかどうか、どういう状況の時にそれが適応できるのかという確認の場にもなりますし、いったん当事者から離れて第三者的視点で社会を見つめなおすことも重要かなと思っています。また、論文という形で自分の考えを理論に基づいて整然と明文化する、新規性を生み出すことには、今後の人材育成とか自分の更なるステップアップには役立つかなと思っています。

 もちろん趣味も色々あるのでワークライフバランスは少なからず見ながら仕事はしていきたいですね。筋トレやゴルフをもっとしたいですし、アロマも極めたいですし(仕事にするでもないのにアロマセラピストの資格とりたいなとか)、旅行ももっとしたいですし、本ももっと読みふけりたいですし。趣味は今後も増えていくと思います。格闘技やボルダリングとかいろいろ興味あります。

 ワークライフバランス保って働きたいのはありますが、イメージ50:50というより、100:100っていう感じで考えています。生活を充実させるために仕事を削るという考えよりかは、どちらも時間の許す限りぎりぎりまでやるという感じですね。残業が多くても趣味や他の活動に手を抜かない、体力お化けみたいな生活をしようと日々目指しています(笑) 体にガタが来たらその時考えます。何かしてないと死んでしまうとか考えている人なので100:100の計200やり通すみたいな考えに至っている節もあります。

 結局のところは、貪欲に、ありのままに、思うがままに進んでいこうという信念でこれから仕事も含めて活動していきたいなと思っています。もちろん、仕事上は責務を果たしたうえでの話ではございますが…。

5.まとめ

 私の働き方、生き方としてキーワードになってくるのは「自分の関心事にを重要視する」「とりあえず貪欲に探求してみる」ことが挙げられるかなと思います。昨今「好きなことをして生きてく」という言葉もありますが、そういうことを達成するには、自分の関心の強いことにしっかり焦点を当ててあげて、何が自分好きなのかを突き詰めることが第一歩かなと思います。

 好きなことを仕事にするには趣味レベルで好きとかではなく、現実を許容できる程の物事、「気概をもって好き」といえるモノを見つける必要があるのかなと思っています。

 技術経営、標準化に巡り合えてそれを仕事にしたいと思って今の仕事をしています。言ってみれば気概をもって好きと言えているものを仕事にしているので妥協せず働きたいと思っています。連携の専門人材になるとなると産学官連携とは何たるかの本質を見抜く必要があると思うので。そのためにも貪欲に、思うがままに、プロジェクトの参加に打診があれば飛びつきますし(なんなら自分からかみついていきます)、ふられた仕事は断らない信念で働きたいです。それと引けを取らないぐらい他活動を通じて仕事に通ずるか否か問わず幅きかせていきたいなーと日々思う次第です。

#私らしいはたらき方