就活とお金の話

1.はじめに

 就職したばかりで生活がバタバタし、更新が遅れておりました。今回は、就職活動にかかる費用について話していきたいなと思います。

 これまで選考に関する話が主ではありましたが、これからは、選考のもっと細かい話や選考以外の話など幅広く話していきたいと思います(小ネタも含んでいく予定です)。

2.どんな費用がかかるか。

 まず、ざっくりどういった費用がかかるかについて書いていきたいと思います。順番に書いていきたいと思います。

 ざっと、スーツ代(靴、バック含む)、交通費、宿泊費、飲食費、写真代、書籍代、履歴書等書類作成代及び郵送費あたりがあると思います。人によっては他の費用も掛かると思いますが主にかかってくるのがここあたりかなと思います。

 特に、スーツ代と交通費関係が結構な割合を占めるかなと思います。これから一個ずつ細かく話していきますが、ざっと就活始めていくうえでこれらの費用がかかってくるのだなと考えておいても良いかと思います。

 早いうちにどのくらいかかるか、調べておいても良いかもしれません。また、安く手には入れられないか検討しても良いかもしれません。

3.費用のあれこれ(私の経験も含め)

・スーツ代

 まず、スーツ自体はないとお話にならない企業が数多いです(私服OKのところばかり受ける人もいるかもしれませんが少ないかと)。

 大体1着、2着+靴1~2足+バックを買うのかなと思います。まず、いわゆる大学3年(院1年)の夏インターンから就活始めるのか、広報解禁の3月から始めるかで、靴の購入数やスーツの購入数が変わってくるかと思います。どの時期から、どのくらいの力量で始めるかというのを考えてどのくらい買う必要があるのか想定した方が良いと思います。

 夏インターンから本格的に始めるとなると、長期戦にはなると思うのでスーツは複数着欲しいところではあるかと思います。クリーニング出してスーツがないという状況は避けたいです。また、靴自体も消耗が激しいかと思うのでこちらも買うかと思います。また、夏から動く人は冬のインターンも行くと思われるので、コートも必要になってくるのでこちらも費用としてみておいてください。

 広報解禁から始めるという人でも念のため2着は欲しいところかもしれませんが、1着でもいけるのかなとは感じています。

 私自身は、大学3年と大学院1年で就活していたので結構な数買いましたので参考にならないところがあります。とりあえず大学院時代での就活の話で書いていきます。

 主には、スーツ2着、靴3足、バック2個、コート1着ほど買った記憶があります。また、ネクタイやカッターシャツなども当然買っています。

 総額で恐らく8万円はかかっているかなと思います。内またで歩く癖があり、靴底の減りが速かったのと、東京に泊まりでインターンや選考に行くことが多かったので普通のビジネスバックとは別に、大きめのビジネスバックを買っていた事情もあり高くなっております。おそらくは5~6万円でおさまるかもしれません。

 スーツは、百貨店の安売りセールになっていた時に買っています。年末年始とかにあるセールです。そこで税抜き1着19800円で買った覚えがあります。ただ常にセールをやっているわけではないので、すぐにその値段では手に入らないかもしれません。安いところの定番としては、やはり青山とかになると思います。黒であればそこまでこだわらなくても良いかなと思います。

 靴に関しては、東京靴流通センターで1足3000円ほどで買っていました。こことドンキは安いと思います。こだわりがなければここあたりで買っても良いかなと思います。カッターシャツもドンキで安く売られていたと思うので見てみても良いと思います。

 ネクタイ、ビジネスバックについては、百貨店の年始の福袋で買いました。ネクタイはフランコスパダというブランドで2個で5000円でした。落ち着いた感じで触り心地がよく変な光沢がないのでこのブランドはお勧めです(通常時は高いので要注意)。ネクタイが、身にまとうもので人と違うところが見せられるところかなと思うので、安いものでも自分にしっくりくるもの、自分を表現できるもの、何をアピールしたいのかを考えて買った方が良いかと思います。

 スーツに関しては、地域限定で就活しようが、勤務地にこだわらず広く就活しようがかかってくる費用ではあるのでここは費用計上しておいていいと思います。最悪人のものをもらうというのもありだと思いますが、サイズがあっていないと不格好に見えると思います。身なりはフィットするもの、納得のいくものにした方が良いと思います。

・交通費、宿泊費

 今度は交通費、宿泊費の話です。ここについては、どこに住んでいるか、就職活動の範囲がどこまでかで変わってくるのかなと思います。一番人によるところかなと思います。

 私個人的な話としては、ここで恐らく10万弱飛ばしているかと思います。関西に住んでいましたが、かなり東京に行くこと多かったのでこのくらいになっています。また、妥協をしていなかったので、交通費支給のない会社に出向くこともありました。

 多分かなり交通費で使っている人なので参考にならないと思います。交通費、宿泊費支給の選考・インターンばかり行けば抑えられるかもしれません。また、高速バスやLCCといった代替手段も手です。ただ、私は、体力のことや大学院での研究のことを考えると新幹線という選択肢をとることが多かったです。もちろん高速バスを使うことも多々ありましたが、4列がきつく、途中から高速バスに乗るなら、ウィラーのニュープレミアムか、ラクシアかリボーンという高めのに乗っていました。

 宿泊費が出ていない場合は基本的にはカプセルホテルを使っていました。プライベート空間はないですが、寝に行くだけならネカフェよりも綺麗で、アメニティもそろっている空間だと思います。それでも結構な頻度で言っていたので費用は掛かりましたが…。ビジネスホテルに泊まっていたらもっと高くなっていたかと思います。特に東京のビジネスホテルは高いところが多いので、代替手段(カプセルホテル、ネカフェ、ゲストハウス、ドミトリー)を使うか、高いのを覚悟かの2択になるかと思います。

 あと地味に痛いのが、支給のされない在来線の運賃です。1日に複数社回るときの在来線の運賃が結構かかります。ちりつものやつです。関東に絞ってや関西に絞って就活といっても地味に地下鉄の費用など在来線の費用が地味にかかってくると思っておいてください。

 結論としては、ここに関してはさじ加減によるところが大きいので、まずは、自分の就活のスタンスを決めてから費用を見積もってください。遠出は絶対支給されるとこしか行かないスタンスや関西からは出ないなどスタンスを決めてみて下さいとりあえず。関西だけでやるとかなら2~3万(夏インターンから動くとして)以下で済むかもしれません。

 またコロナの影響もあってオンラインが多いかもしれないのでそれでまた費用も変わってくるのかなと思います。

・飲食費

 ここについてもケチろうと思えばケチれます。コンビニで粗食や自作の弁当というのもありですし、食べないという選択肢もありです。

 ただ就活をかなりの頻度でやっていると、合間のランチが結構息抜きになったりします。また、面接前に会社近くのカフェで最終確認兼気持ちの準備をすることも結構ありました。そんなこんなで飲食費も3万くらい使っていたとおもいます。

 夏インターンから気張りすぎて、広報解禁前で燃え尽きるという悲惨な状況は避けたかったので、合間の楽しみは重要視していました(大学3年の時身に染みて燃え尽きを経験したので)。

 ただ楽しみについては人それぞれで持っていますし、別にグルメに楽しみを持っていく必要もないので、節約したい人は、ここは削っても大丈夫だと思います。

・写真代

 写真代については、私は、かなりケチりました。恐らく3000円で済んでいると思います。駅前のスピード写真機で印刷、画像データを作成し、それを焼き増しして使っていました。それでも内定自体はもらえたので特に不自由はなかったです。

 ただプロに取ってもらった方がやはりライトの加減などで写真の映え具合が全然違うかと思います。写真撮影に結構お金をかけている(1万円など)人も多かったように思います。

・書籍代

 書籍というとWEBテストの参考書や選考・ESの参考書が挙げられます。これについては、先輩からもらえばよいかなと思います。また、ESや選考対策もネットに無料でたくさんあるので特段買う必要がないかなと思います。なにか個人的に目を見張るものが書いてあるなら買っても良いと思います。

 買うとするなら、四季報か業界地図かなと思います。年度ごとで替わるのと、企業の売上とかも年ごとに変わるのでできれば最新のものが欲しいかなと思います。

 また、例えば、文系の学生でCABなどまわりの文系の学生が受けなさそうなWEBテストを受ける際には、別途買っておいてよいと思います。WEBテストの詳細はWEBテストの過去記事見てください。

 個人的にはここで6000円ほど使っていると思います。院だと周りの学生自体少なかったのでWEBテストの本は買っていました。

・履歴書等書類作成代及び郵送費

 ここに費用については受ける企業数にもよるかと思います。ただ多くてもそこまでの負担にはならないかと思います。いって数千円単位だと思います。お金よりも時間がとられるところです。郵送については余裕をもって送りましょう。焦って速達にするとかさむので。

・その他

 その他としてここは、他にもこんなのあるよなってのを書いていきます。特に女性の場合だと化粧品代が結構かかるのではと推察されます。また、整髪料もこだわる人についてはかなりかかってくると思います。

 あとは時計等小物類です。時計については数千円のものでよいかと思います。財布等も数千円のものでよいと思います。安すぎるものだと変に光沢があったりするなど安っぽさが逆に目立つかもしれません。ある程度身に着けてて大丈夫と思えるものを最低限買ってください。

4.まとめ

 個人的には就活でなんやかんや22万円ほどかかっています。ここまで行く人はなかなかいないかもしれませんがやはり数万円単位で出費はあると思っておいた方が良いと思います。

 特にスーツと在来線の運賃は掛かってくるところだと思います。とりあえず学生生活を謳歌し、充実させることが最優先(興味を持ったことには1っ歩踏み出してチャレンジ)ですが、貯金についても頭の片隅には入れておいてください。

 自分の人生の中で結構大きな岐路となるイベントではあるのでケチりすぎると消化不良の結果を起こす可能性があるので、そこはバランスを見ながら就職活動の計画を立ててみて下さい。