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【出展レポート】「BioJapan2024」

みなさん、こんにちは!新潟大学社会連携課です。
今回は、先日開催された「BioJapan2024」での出展の様子についてレポートします!

開催のお知らせ記事はこちら


BioJapan2024

「BioJapan2024」は10/9(水)~11日(金)の3日間にパシフィコ横浜で開催されました。当日は「再生医療JAPAN」「healthTECH JAPAN」と合わせた3展が同時に開催されたこともあり、会場内は国内外問わず、たくさんの企業・スタートアップ・アカデミア・研究機関を中心に、約18,000人もの参加者で賑わい、活気に満ちていました。
本学はプレゼンテーションで4件の研究成果を紹介しましたが、いずれも想定を大きく上回る方にお越しいただきました。また、併せてブースによる展示も行いましたが、こちらは3日間で約200名の方が訪れるほど盛況となりました!

植物の"チカラ"を利用した新しい抗真菌剤(落合准教授)

10/9(水)12:40~13:10(Presentation Stage A)
自然科学系(工学部) 落合秋人 准教授(Associate Professor Ochiai Akihito)


落合准教授のプレゼンテーションには、製薬会社の方をはじめ、研究者も多く訪れました。落合准教授の研究チームが発見した、植物のイネから取り出したペプチドの抗真菌活性や抗メラニン活性のデータを発表し、新たな抗真菌薬の開発の可能性や化粧品への応用などについてプレゼンしました。
また、展示ブースではバイオ系・化学系企業を中心に来訪者が途切れることなく、落合准教授だけでなく本学スタッフも総動員で説明するほど多くの注目を集め、新たなペプチドに対する関心の高さが伺えました。

改変型膜透過ペプチドを用いたドラッグデリバリーの開発(奥田准教授)

10/9(水)14:25~14:55(Presentation Stage C)
医歯学系保健学系列(医学部) 奥田明子 准教授(Associate Professor Okuda Akiko)

奥田准教授のプレゼンテーションには、製薬会社やバイオ系企業をはじめ多くの企業の方が訪れました。
プレゼンテーションでは、奥田准教授らが開発した「改変型膜透過ペプチド」の特性などについて説明し、ナノ粒子や生体への応用の可能性について発表を行いました。
ペプチドは注目が高まっている分野であるため、展示ブースでも来訪者の興味を引くことが多く、研究シーズに関する質問だけでなく、社会実装に向けたアドバイスをもらう場面もありました。

細胞膜透過可能なキューブ型DNAアプタマー:IRDAptamer(中馬教授)

10/10(木)10:20~10:50(Presentation Stage B)
自然科学系(理学部) 中馬 吉郎  教授(Professor Chuman Yoshiro)

中馬教授のプレゼンテーションには、製薬会社やバイオ系企業を中心に、多くの企業の方が耳を傾けていました。
中馬教授は、新たに発明した「刺激応答性DNAアプタマー」の構造や細胞透過性などの機能について説明した後、新規創薬モダリティ(*)の開発に関する紹介を行いました。
また、展示ブースでは、プレゼンテーションを聴いた企業の方や、創薬モダリティに関心のあるバイオベンチャー企業の方の訪問が多く、モダリティに関する質問が積極的に寄せられました。

(*)創薬モダリティ:医薬品の作られ方の基盤技術の方法・手段、もしくはそれに基づく医薬品の分類のこと

遺伝子変異の病的意義検証によるゲノム医療の診断サポート(杉江准教授)

10/10(木)12:05~12:35(Presentation Stage B)
脳研究所附属生命科学リソース研究センター 杉江 淳 准教授(Associate Professor Sugie Atsushi)

杉江准教授のプレゼンテーションには、製薬会社のほか、診断薬メーカーなどの企業の方が訪れました。
杉江准教授は、ショウジョウバエの複眼を用いた遺伝子の解析や、解析プログラムの開発と定量化、これらの技術を用いた新たなビジネスモデルなどについて発表しました。
展示ブースでも、杉江准教授らが開発した技術について多くの質問があり、杉江准教授自らがわかりやすく説明し、熱心に議論を交わしていました。

スマホや使用済み不織布マスクに付着する微生物叢の影響(佐藤教授)

医歯学系保健学系列(医学部)佐藤 拓一 教授(Professor Sato Takuichi)

佐藤教授はプレゼンテーションは行いませんでしたが、自ら企業のブースを訪問し、自身の研究シーズを紹介しました!
展示ブースには、臨床検査受託企業をはじめ、様々な業種の方が訪れました。佐藤教授は、歯科医師としての知見を活かし、臨床検査に関し、口腔内細菌の培養に適した環境下での測定方法や、細菌量だけでなく細菌構成についての詳細分析の必要性等を説明しました。
また、災害時の感染症予防や平時の衛生についてなど、様々な質問があり、1つ1つの質問に丁寧に答える姿が見られました。

ご来場ありがとうございました!

本学のブースにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
今回参加した教員は、学会とは異なる展示会独特の雰囲気を楽しむとともに、会場内での偶然の出会いにより旧交を温める一幕もありました。
本学スタッフも、活気に満ちた会場で来場者と交流ができ、充実した時間を過ごすことができました。

過去のプレゼンポスターは以下からご覧いただけます。
今回展示したポスターも後日追加予定ですので、当日のご来場が難しかった方もぜひご覧ください。

また、本学には、今回展示した研究のほか、様々な分野の研究シーズがあります。
研究シーズ集はこちらからご覧ください。

\\ 本学の研究シーズにご興味、ご関心のある方はこちらまでお気軽にご連絡ください //
お問い合わせ:onestop@adm.niigata-u.ac.jp

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