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【出展レポート】アグリビジネス創出フェア

みなさん、こんにちは!
新潟大学社会連携課です。

去る11月26日~28日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「アグリビジネス創出フェア」に出展しました。
このイベントは、農林水産省主催の「技術交流展示会」ということもあり、当日は、農林水産・食品分野などにおける最新の研究成果を展示するブースが勢ぞろいしました。

本学からは、農と食に関する研究者と産学官連携リサーチコーディネーター(以下、コーディネーター)が参加し、5件の研究シーズを展示しました。今回は、その様子をレポートします!

朝から大勢の方が会場へ向かいます

本学の出展ブース

今回展示した研究シーズはこちらです。

また、本学は総合大学であることから、様々な分野の研究者が参画する組織があり、その1つとして「新潟大学地域連携フードサイエンスセンター」があります。
このセンターは、食品関連分野の技術者間交流、大学の研究シーズ提供などの活動を通して"技術革新"と"社会貢献"を目指しており、当日は、センターに参画する研究者も多数ブースに立って、自治体や企業の方々と意見交換をしました。


1日目の様子

初日は、大谷准教授、赤澤助教がブースに立ち、展示した研究シーズのほか、自身の研究分野などを説明しました。

大谷准教授は、バイオテクノロジーに関する研究シーズを展示し、若手研究者や学生からの関心を多く集めていました。アグリビジネス創出フェアは「技術交流展示会」ということもあり、会場には大学や公設試(*)の研究者も多く来場します。こうした研究者同士の交流も、この展示会に参加する醍醐味の1つです。

(*)公設試:「公設試験研究機関」の略称。地方自治体が設置する、農林水産業振興や保健衛生の向上など、行政の目的に沿った試験場、研究所などの機関。

来場者と情報交換をする大谷准教授(中央)


赤澤助教は、麺類の食感の新たな機器計測法、という研究シーズを展示しましたが、それに限らず、自身の研究分野である、食品の物性制御(食感の改変など)に関する内容について幅広く紹介しました。ブースを訪れた食品メーカーと個別相談を行う様子も見られ、社会に役立つ技術として、今後ますます注目を集めそうです。

開場前のリラックスタイム(左:赤澤助教、右:眞島コーディネーター)


2日目の様子

この日は、藤村教授、岡田助教がブースに立ち、説明を行いました。

藤村教授は、フードサイエンスセンターの事務局長ということもあり、センターを代表して、概要説明や、企業との共同研究によって開発した災害食の紹介を行いました。センターが出版した非常時の食に関する書籍も展示し、本学の農と食に関する研究や企業との連携例などを、経験を交えながら説明しました。

フードサイエンスセンターの紹介を行う藤村教授(左)


国産小麦の需要が高まる中、コムギの育種期間を短縮するという岡田助教の研究シーズは来場者の興味を多く惹き、質問もたくさん寄せられました。ポスターを使った丁寧な説明はもちろんのこと、岡田助教の明るさもあって、和気あいあいとした雰囲気での対応が印象的でした。

自身の研究シーズを説明する岡田助教(右)


3日目の様子

最終日は、山崎教授、山口准教授がブースで対応しました。

山崎教授は、イネの新品種や育種に関する研究シーズを展示しました。
近年の気候変動の影響で、自治体の方々からの興味関心が高く、大勢の方がブースに集まりました。来場者の中には、展示会初日に一度来られたものの山崎教授に会えず、直接意見交換をしたいと、改めてブースを訪問してくださった方もおられました。山崎教授も、イネの育種に関する研究について、一人一人丁寧に説明していました。

大勢の方が集まった本学のブース(右から2番目:山崎教授)


山口准教授は、ペアリングのおいしさ評価のほか、フードサイエンスセンターのメンバーとして食に関する幅広い研究をしていることもあり、様々な企業からの質問を受けていました。特に調理器具・機械メーカーの関心が高く、食味の評価やそのデータを活用した商品開発について意見交換を行っていました。

メーカー担当者からの質問に答える山口准教授(左)


ご来場ありがとうございました!

3日間とも、大勢の方にブースを訪問いただき、大盛況に終わりました。ご来場ありがとうございました。

今回の展示会は、特定の研究シーズだけでなく、フードサイエンスセンターの活動や本学で行っている研究を広く紹介することができ、研究者同士の交流のほか、様々な情報に触れたいと考えている企業の方々と交流することができました。
これを機に、大学の研究成果が社会に還元されることを期待しています。

また、今回は眞島コーディネーターが全日程に参加しましたが、コーディネーターが研究者と企業との意見交換に加わることで、研究シーズと企業ニーズの橋渡しができました。

社会連携推進機構には、企業との共同研究などを担当するコーディネーターが在籍しています。コーディネーターは、産業や研究分野ごとに専門性を持ったスタッフがそろっていますので、大学との連携について知りたいと思った方は、展示会に限らず、ホームページやお問い合わせフォームからどうぞお気軽にお問い合わせください。


\\ 本学の研究シーズにご興味、ご関心のある方はこちらまで //
      お問い合わせ:onestop@adm.niigata-u.ac.jp

社会連携推進機構のホームページはこちら


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