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5年越しの冬 4年 小林未歩
インカレまであと7日!
こんにちは
4年小林未歩です。
季節は12月中旬となり、寒さも本格的になってきました。私は毎年この時期になると必ずあることを思い出します。
それは遡ること5年前の冬になります。私は6年間クラブチームに所属していました。毎年全国大会に出場することは当たり前で、U18カテゴリーに在籍していた時はまだ創設以来1度も達成していない全国制覇を目指して日々練習に励んでいました。
クラブチームで活動する最後の冬、私は全国大会の登録メンバー外宣告を監督から受けました。
私の冬はそこで終わったのです。
大阪に向かうチームメイトに自分のもう袖を通すことのないユニフォームとエールを送り、見届けた光景が未だに脳裏に焼き付いています。勝負の世界では、「最後だから」とかそういう優しいものが通用する世界じゃない。だから、選ばれなかった自分はどこか納得したような気持ちでいました。
チームは順調に勝ち進み、気づけば初の優勝を掴み取っていました。私はどこか他人事の様に家のリビングで速報を茫然と眺めていました。
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写真に写るチームメイトは皆笑顔で、そこには自分の姿ではなくユニフォームだけが写っていました。この写真を見た時、正直「悔しさ」やチームが優勝した「嬉しさ」などの感情が私には全くなく、どこかホッとした自分がいました。
もし、ここに自分も行っていたら、結果は変わってしまっていただろうな。
そう強く思っていたからです。
6年間所属したクラブチームを卒団する前に、これまでのサッカー人生を振り返ってみました。4歳から友達と初めた遊び感覚のサッカーは、そのうち勝負に勝つためのサッカーに変わり、周りのレベルに着いて行けず、チャレンジや失敗を恐れてなにも出来なくなり、いつしか出来ない自分から目を逸らしていました。その結果が今の自分の姿なんだと改めて知った時、「お前何やってんだよ」 と心の中で自分に叱咤したし、初めて悔しくて涙を流しました。
もう後悔はしたくない。だから大学4年間で自分と向き合って、かっこ悪くてもいいから泥臭くてもサッカーを楽しんで、少しでもあの頃の自分に胸を張れる選手になると誓いました。
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今日という日まで、たくさんのことがありました。上手くいくことばかりじゃなかったけど、一つ一つの壁を乗り越える度に得る小さな一粒の成果がこんなにも嬉しくて楽しいことだったとは知りませんでした。こんなにも一緒にサッカーを本気で向き合える同期やチームメイトと出逢えるなんて思ってもみなかったです。
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最後の冬、このチームと全国の舞台で勝ちたい
今までお世話になった全ての人に感謝の気持ちを込めて闘ってきます。
Vamos Phoenix!
明日は面倒見の良い松永さんこと4年松田岬です!最近前髪を作りました。お楽しみに〜