「YOASOBI × 日常」-ますます日常に溶けてゆくYOASOBI【後編】
みなさまこんばんは。「日常」というキーワードとともに2022年上半期を振り返るシリーズ(?)をお送りしています。なお、後編からでもお楽しみいただけますが、ぜひ前編もご覧ください。
怒涛の年明けと非日常空間
2021年は紅白でのすばらしき「ツバメ」・「群青」パフォーマンスで幕を閉じ(詳しくはこちらのnoteをぜひ)2022年が始まったわけですが、やはり昨年12月の武道館公演の名残りもあってか、年始はわりとビッグなニュースが多かったように思います。なんてったって紅白に2回連続出演のスーパーアーティストですからね(煽っていません)。最新アルバム「THE BOOK 2」がBillboard JAPANさんのダウンロードアルバムランキングで1位に輝き、しかも同時に、当時発売からすでに1年が経っていたアルバム「THE BOOK」まで3位に輝くという快挙を達成。また、センバツ高校野球の入場曲に「群青」が選ばれたほか、アメリカのファッション雑誌「NYLON」が選ぶ「16 MUSICIANS & BANDS WE’RE ROOTING FOR IN 2022(2022年注目すべき16のアーティスト)」にも選定されるなど、日本でも世界でも活躍するYOASOBIとしての姿が、より鮮明になった期間でした。
毎日のように新しいニュースが飛び込んでくるYOASOBI公式Twitterを拝見しながら、とてもワクワクしていたのを覚えています。まあ、同時に「推しが遠くへ行ってしまった……」というヲタクあるあるの感情も、正直少し抱いちゃったんですがね!ここだけのお話!
作家とのタッグでさらに日常へ
いわば非日常的なYOASOBIニュースが飛び交う中、2月16日には小説集「はじめての」が発売、「はじめての」企画の第1弾楽曲である「ミスター」も同日に配信リリースされました。これが、YOASOBIが日常に戻ってきた!!!という、ひとつの目印だったように感じます。いや、作家とアーティストがタッグを組むという前代未聞のプロジェクトですから、メディア露出も増え、非日常的だった部分ももちろんあります。ただ、小説(しかも超有名な先生方の)という比較的身近なものに、ついに本格的にYOASOBIの音楽が溶け込んできたわけですから、なんだか文字通りYOASOBIが生活の一部になってきたように思えたのです。まあ、かくいう私もそこまで最近小説を読んでいるわけではないのですが、小説を普段読まない方にとっても、さらに一歩、小説と音楽が近づくきっかけになったはずです。
YOASOBIによる日常生活に溶け込んでやろう作戦(ネーミング)、まだまだ続きます。たとえば、ikura氏の公式TikTokアカウントが開設されたのもこの頃。また朝の情報番組でYOASOBIが頻繁に紹介されるのも、(非日常であると同時に)日常に溶け込んでいく助けになったのは間違いありません。これ、しかも幅広い年齢層をターゲットにできているのがすごいですよね。日々のTikTok投稿や(幾田りら氏個人活動ですが)Abemaの恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。蜜柑編」主題歌に「スパークル」が起用されたことは主に若者に響いたわけですが、朝・昼の情報番組、あるいは「はじめての」企画は明らかにもっと広い年齢層にアプローチしている。武道館公演でも、その後のメディアインタビューでもたびたびお二人が答えていらっしゃいますが、YOASOBIが「国民的アーティスト」になるための布石を、確実に打っていらっしゃるわけです(図っているのか図らずもかはわかりませんがね)。いや~~~~~~~~もう本当に今後がさらにさらに楽しみです……!!!
ラジオの出演終了がもたらしたもの
しかし3月末には、1年間毎週続いたニッポン放送「YOASOBIのオールナイトニッポンX」が最終回を迎えます。本当に好きで、というか1週間に一度はYOASOBIの生の声が聴けるという安心感(?)があって、ほぼ毎回拝聴していました。火曜深夜に動くTwitterのタイムライン、水曜朝は常につらそうなYOASOBIファン(私も含め)、いや~~~まさにラジオの醍醐味だった気がしますねえ。それこそ日常生活に真に根差した、ひとつのイベントだったのだなあと改めて思います。
となると、ラジオが終了することでまた私たちの日常から遠ざかってしまうのか……???と思ったものの、そんなものは杞憂でした。4月1日には無駄nゴホンゴホン、すんばらしく手の込んだエイプリルフール企画が登場。ファンクラブ「CLUB夜遊」に入っていればこれまた超ハイクオリティの企画動画がみられ、入っていなくてもTwitterで繰り広げられる企画を楽しめた方も多かったのでは。
非日常と日常を絶妙にブレンドした夏
さてさて、そんなこんなで5月に入るとフジロック、サマソニなどの夏フェスへの参戦が発表。(去年も出演予定だったし)今年もまあ複数出演されるんだろうなあとは思いつつも、いや、こんなに出るとは思わないんだが????????
フェスに加えてFC限定のトークイベントも全国各地で開催予定。ここまでアッツい夏が待っているとは予想していませんでした……。まあYOASOBIと夏って相性めっちゃいい感じがしますよね、「あの夢をなぞって」の夏祭りから来る印象なのでしょうか。とにかく、また「非日常」な夏がやってきます!
……と思ったのですが、ここでぶち込まれたのが「旅する本屋さん YOASOBI号」企画。いわゆる移動式本屋さんで、今後の予定はまだわかりませんが、旅するというくらいですから全国を巡るはずです。さらに、7月15・16日から18日まで横浜で開催された「CURRY & MUSIC JAPAN 2022」にはオリジナルカレーとともにYOASOBI号が登場。ついにYOASOBIはカレーをつくり出しました。もう意味がわかりません(褒め言葉)。これこそ、私たちの胃袋もつかんで日常に溶け込んでやろうという作戦の真骨頂ではないでしょうか(言い方)。衣はグッズなどがすでにありますし、食は今回達成(?)しましたから、次は住……おそろしや……。
冗談はさておき、フェス+トークイベントの「非日常」部分と、カレーなり「はじめての」企画なりの「日常」部分が絶妙にブレンドされている今年の夏。引き続きアッツい夏を、今年もYOASOBIと過ごしたいと思います。
ちなみに直近、7月29日から31日まで新潟にて開催予定のフジロック、まだチケット購入可能です!!!YOASOBI初の屋外ライブをご覧になってはいかがでしょうか???(サマソニ、ワイバンもまだ間に合います!詳しくはこちらもご覧ください)
ということでここまでお付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました!今年の夏も、YOASOBI推していきましょう~~~!!!