【日記】コロッケの記憶
朝、バスに乗って出勤していると、4匹のプードルが散歩しているのが見えたので オッ と身を乗り出して観察した。茶色が3匹に黒が1匹のトイプードルだ。
可愛いものは、たくさんいるとより可愛い。
強いて言うなら、私はトイプードルよりスタンダードプードルが好きだ。プードルカットではなく、ふつうにトリミングされたプードルはもこもこのぬいぐるみみたいで、可愛さがもう大変なことなんだ。
小型犬より大型犬のほうが好きです。
まぁ私、犬アレルギーなんですけど…
今日もやんやと仕事をする。
昨日退職する方から頂いたチョコレートが、もう残りわずかになっていた。みんな良いものに対して反応が早い。全部種類が違うので、めいめい絶対に自分のおめあてを選び取るぞという思いがあるのだろう。
こうなると最後まで残ったチョコが少し気の毒になる。大丈夫、きみも絶対美味しいよ。だってベルアメールのチョコだもの。最初から立ってるステージが違うんだ。自信を持って!
やっぱりこれ、チョコのアイドルグループみたい。
スーパーに寄って、帰宅。コロッケを買って帰った。
レンジで温めるともちもちになって美味しかった。これはこれで良いのだけど、昔、お肉屋さんで買って食べたコロッケは、今でもあれはうまかったな!と思い出すくらい美味しかった。ひとつ50円かなんかで売っていて、注文してからフライヤーで揚げて、揚げたてを渡してくれる。火傷しそうなほどあつあつで、さっくさくなんだ。
訳あって、今の実家とは別の場所に住んでた時期があり、その家の近くの商店街にあるお肉屋さんだった。あのお店はまだあるだろうか。
あの家は良かった。庭が広くて犬も快適に過ごしていた。部屋や収納は広いが、お風呂は狭かった。お隣さんがポテトサラダをくれた。夕方になるとコウモリがよく飛ぶ町で、一度部屋の中に入ってきて大騒ぎした。触らないように捕獲して逃した。可愛い顔をしていた。
あの頃は心配事なんて、ほとんど無かったんだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?