見出し画像

私の苦手な仕事のはなし

小売店などで働く以上、定期的に避けられないやっかいな仕事がある。棚卸しである。

棚卸し業務というのはつらい。

経験したことのある方はわかると思いますが、あんなに退屈で生産性の無い作業というのはありません。
キレイに並べてあるものを一個一個手にとってピッとやってまた全く同じ場所に戻す、を繰り返すわけですから、どんなに頑張って仕事をしても終わったあとに見える景色は始める前と全く同じ光景なわけで。何だその虚無。

終わったあとはメチャクチャ疲れます。直後はあと三ヶ月はやらなくても良い!と思っても、いつのまにやらあっという間に次の棚卸しが始まるので気が重い。

今は部屋の虚空に向かって話しかけたら電気をつけたり音楽を流してくれる未来の時代なんだから、1個1個のバーコードを手動で読み取る以外に在庫を合わせる方法絶対あるよ。こうマトリックスみたいなレーザーで店ごとビーーッてやってピピピピピーッとできるでしょ。知らないですけど。

そういえば前にGUに行った時にセルフレジというのがあった。ボックスのような物の中に購入するものを全部入れると、自動でちゃんと一個づつ読み取ってくれて、あとはATMみたいな機械にお金を入れると会計が出来るという。あれはなかなか感動した。
BOXの中でタグを感知するシステムみたいなのが働いてるのかな。あのシステムを使ってお店まるごとスキャンできれば棚卸しも一瞬で終わるはず….導入するのにとんでもねぇお金がかかりそうですけど。

しかしそのセルフレジ、やはり万引き防止のためか、周辺は店員さんでセキュリティが固められておった。機械にお会計を任せているのに人間が見張りをするとは、変な話である。

大きな雑貨屋さんや量販店に行くと「棚卸し大変そうだな…」と考えてしまう。特に気になるのは「某 遊べる本屋」さん。どこをやったとか絶対わからなくなりそう…余計な心配ですけど…あとお菓子の賞味期限の管理も大変そうだな。職業病です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?