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【日記】食パンをよく食べる民

食パンを賞味期限内に食べ切れたことがない。

食パンは日持ちしそうな雰囲気があるのでつい気長に食べようと5枚切りだの6枚切りだのを買ってしまうが、驚くことに3日ほどしか保たない。毎回食パンと夏場の卵の期限の短さには新鮮に驚く。

家で食パンを食べるのが私くらいなのである。

かといって4枚切りは贅沢すぎる気もするし、個人的な考えでは冷凍するくらいなら少しくらい期限切れのパンを食べる方がマシだ。

スーパーに行くと様々な食パンが売っており、倍ほど値段の違うものもあって悩ましい。あまり聞いたことのない85円くらいのパンか、超熟や本仕込みやダブルソフトか。
しかしどうせ期限内に食べられないし、私はトーストは焦げる寸前まで焼くのが好きなので安いのを買う。バターをたくさん塗ってしっかり焼けばパンは大体美味い。

京都府民は食パンをよく食べる民だそうだ。
あとコーヒーもよく飲むらしい。
少し意外だが、母方の祖父の家は米屋なのに朝はパンだと聞いたな。

最近、高級な食パンが流行っているらしい。「乃がみ」というお店が有名で、よく紙袋を持っている人を見かける。
買ったことはないが、私の予想ではあれは市販のパンよりさらに期限が短いのではないか。下手すればケーキみたいに本日中のお召し上がりを求められるかもしれない。

たとえ私が「乃がみ」のパンを買ったとしても、賞味期限を切らし、その上バターを塗りたくって焦げる寸前まで焼いて食べるだろう。きっと「乃がみ」の人は泣いてしまう。

だから、また次も85円くらいの、CMで聞いたことのない名前のパンを買うのさ。

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