舌がバカなんですよね。
これはほんとにそう。
オシャレな人ってよく知ってるじゃないですか。あそこのパン屋さんが美味しいとか、あのカフェの珈琲は最高だとか、そこのラーメン屋はいいぞ、みたいな。そういうのを教えて貰うたびホホーと思って聞きながらも私は言うんです。
「でもパン屋のパンってだいたい美味くないですか?」
大体釈然としない表情をされるんですけれども。
小さい時から好き嫌いがありませんでした。しいていうなら好きじゃないものはあっても、絶っっ対に食べられない!というものは無いのです。
かたや私の知り合いには舌が繊細な人が多い。あれの舌触りが苦手とか、後味が好きじゃない、とか。子供の時は大人にヤイヤイ言われるかもしれませんが、味感覚が鋭いというのは良いことだと思います。私はといえば、海鮮丼にソースをかけても五分くらい気づかなかったくらい鈍感なんですもの。
でもそういった繊細な人達も、大人になったら食べられるようになった!という方が多いです。学生の時、毎日カボチャとサツマイモとアンパンマンポテトのお弁当だった友達も今では野菜も卵もたくさん食べられるようになったそうです。
成長するにつれて感覚が鈍くなるんでしょうか。辛いカレーが食べられるようになるのも、そういうことなんでしょう。何でも食べられた私ですが、大人になってさらに美味しさに気づいた食べ物、あります。えー、もつ鍋とか。燻製とか。燻製ちょう美味い。
何でも美味しく食べられるのは素晴らしいことですが、これ以上感覚が鈍くなったらどうしましょう。スーパーとかでよく見るんですけど、最近の犬や猫のおやつ、すごい美味しそうですよね。誰か止めてください。
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