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刺繍をしよう②

刺繍の好きなところ

刺繍を始めて3ヶ月ほどしかたっていないので、こんなことを書くのもおこがましいですが、私なりの好きな部分を書いてみました。

①自由じゃないところ

絵具でキャンバスに描くようにはいきません。細かい部分の表現には限界があるし、色も自由に混ぜて作れるわけではありません。Photoshopみたいにクリックひとつでやり直しもできません。

その不自由さが私は好きです。

何でも描いていいよ、やり直しもすぐできるよ、だと、私は何をやっていいかわからず悩んでしまい、結局やらずに終わってしまうのです。

その制約の中で、いかに自分のイメージするものに近づけるか、が楽しいです。


②終わりがあるところ

上からどんどん描きたせる画材や、細かいところをグイグイ描き込める画材は、私はどこまでやってよいかわからず、自分で完成を決めることができません。もっと足した方がいいかな?逆にここでやめるくらいの方がいいのかな?と悩んでしまい、結局「完成したぞ!」という実感のないまま何となく制作を終わってしまいます。
刺繍は上からたくさん刺したりもできるけど、基本的には下絵の面をすっかり埋めたらそれで完成!という潔さが好きです。


③やり直しができない(やりにくい)、思い通りにいかないところ

さっきからデメリットばかり言ってないか?って感じなんですが、そうじゃないんです!
どんな技法も初めはそうだと思いますが、なかなか思い通りいきません。新しいステッチに挑戦してみれば、モジャモジャになったり、最初は下絵通りに刺すこともままなりませんでした。それなのに、やり直しはちょっと難しいです。だからこそ、次はもっと上手くやろう!こうしてみよう!とどんどんやりたくなるのです。


私は学生時代、染織を学んでいました。
染織も同じです。制約が多く、やり直しも難しく、思い通りにいかず、しかし完成した時の喜びはとても素晴らしいものです。染め上げたものを水にさらすと、余分な染料やノリがサアッと流れて、完成品があらわになるあの瞬間といったら!
それに織物を織りきった時の達成感!
織物は、織った分はどんどん巻き取られていきますから、織り機から外すまで作品の全容はわかりません。上手くできてるだろうか、とわくわくしながら、織り機から外す瞬間もとても好きでした。

….思いもよらずとても長くなりましたが、昔から好きな傾向というのは変わっていないのかもしれません。
単純に、布や糸が好きなのだろうな、というのはもちろんありますけどね。

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あいうえお刺繍『い』のイチゴパフェと『う』の馬(ポニー)です。

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