3つのファンドで、「毎月分配」が貰えるポートフォリオってどうでしょう?
皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。
最近新しいファンドが続々登場していますが、SBI証券からは戦略的なファンドが出てきています。
以前noteに書いた「SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」
今回登場する2つのファンド
SBI-SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
SBI-SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
皆さん何か気が付きませんか?
この3つのファンドを保有すると、なんと毎月分配金がもらえます。
昔から高配当投資をしてきた僕からすると、毎月分配金が貰えるのはいいよねーと思っていたのですが、なんとこのニーズをカバーするファンドを出してきました。もちろん、2865、2866、2868のETFのようにそれ1つで毎月分配してくれるものもありますが、これだとあまり分散されていないので、もう少し分散投資をしつつ、毎月配当が貰えると良いですよね。
しかも、全てNISA(成長枠)枠で買うことができるため、これで1200万円を埋めれば、仮に年間の利回り3%だった場合、年36万円なので月に直すと3万円のお小遣いが貰えるマネーマシンになります。
SBI証券は明らかに狙ってファンドを出してきていますね。
今から5年間で1200万全てを3つのファンドで埋めるとすると、毎年240万を3つのファンドなので、80万円ずつ購入(これを5年間)する感じになります。
では、5年経過すると毎月3万円ずつ分配金が入ってくるので、それで1万円ずつ各ファンドを買い増します。
例えば、現在50歳だとして、55歳の時から毎年36万円を積み増していくと、65歳の時には360万円更に貯まっていることになります。因みに、50歳から55歳までの間に、7.2万円ずつ配当が増えていくので、7.2+14.4+21.6+28.8=72万円で同じファンドに再投資していくと、360万+72万=432万がNISAとは別に積み立てられていることになります。これで更に年間10万円(税引き後)もらえるので毎月3.8万円のお小遣いになります。
年金が毎月15万円もらえたら18.8万円何もしなくてもお金がもらえますね。後7万円をどうにかすれば、割と素敵な老後の生活が送れそうですね。
では、今回新規販売開始した欧州のファンドはどんな感じか見てみましょう。まずは、朝倉さんの熱の入った解説。
日本人は意外と欧州のサービスや製品を知っていたり、使っているんですけど株に関してはアメリカに目が向きすぎている傾向があります。
・ルイヴィトン(ドンペリのMOETもルイヴィトン傘下ですよ)
・フェラーリ
・HSBC銀行
・ネスレ
・ボーダフォン
ね、聞いたことがある会社ばかりでしょ。もちろんアメリカのM7みたいな新進気鋭の企業ではなく昔からのオールドカンパニーだけど、きちんと利益も上げているし、何より長い期間経営を持続しています。
そして、日本の株式市場と全く異なり、投資家は、欧州や米国は企業に対して厳しく評価を行います。そのようなプレッシャーの中できちんと利益を上げて、更に配当を支払う会社からフィルターをかけて高配当を維持している会社に投資するのがこのファンドです。
そして、欧州なので通貨は、「ユーロ」、「ポンド」、「スイスフラン」が登場します。どうしても投資を行っていると円とドルだけになってしまいますが、追加としての分散を考えるのであれば欧州への投資は必要です。実は、このファンドを知る前から欧州に興味があり、「カレラ-中欧株式ファンド」を持っていたのですが、なんか微妙なので売却。同じタイミングでスイスフランにも興味を持ったので「カレラ-スイス株式ファンド」を保有していますが、信託報酬が高いので、売却する予定です。オルカンも欧州へ投資をしていますが基本的にはドルで運用する事になるので、より直接的な為替分散を考えるなら、欧州への直接投資が良いかもしれません。
更に、朝倉さんの動画で一番衝撃的だったのは、このファンドがアクティブファンドだということです。信託報酬0.099%でアクティブなんですよ。これはかなり異常な数字です。0.5%くらいの信託報酬が普通な環境でなんと5分の1の手数料です。先日お亡くなりになった山崎元さんが生前、信託報酬は安い方が良いと言っていたのがとても印象的で、僕の中では一部信託報酬が1%を超えている物もありますが、ほとんどが0.5%以下のファンドやETFを選ぶようにしています。そんな山崎さんの言葉の通り信託報酬が安いファンドの代表ともいえる0.1%を切るこのファンドは個人的には激熱です。
僕は、早速オルカンの一部を売却してこのファンドを買うことにしました。
米国増配のインデックスは、既にマザーファンドである「バンガード・ 米国増配株式」のETFを買っている人もいるかもしれません。僕は個人的に米国株で買ってしまうと、分配金に米国内の税金10%がかかってしまうためあまり好みではありません。それであれば最近東証に上場した2014を買う方が税金のメリットがあると思いますのでこのファンドを買うのか、2014を買うのか、米国のVIGを買うのかは個人の好みですが、このファンドでそろえるのも面白いかもしれません。
どうでしょう?毎月分配金ってなかなか楽しそうですよね。
特に老後を考えて取り崩しに抵抗がある人は、このような分配金方式を採用するのはいかがでしょう。
【追記2024年3月5日】
朝倉さんの講演動画です。
分配型の場合、たこ足を心配する人が多いと思いますが、講演の中でたこ足(分配金が運用利回り内で収まらずに、自分自身を売却してその売却益で分配金を補填する。これをやるとファンドの評価額が下がってしまうのでNISAでは不利になると言われています)にならないように分配を行っているとコメントされているので、NISAで購入する選択肢が増えました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?