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ダウの犬(序)

SBIのポータルサイトを見ていて、面白いものを見つけた。

ダウの犬

ダウって何かというと

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する米国経済を代表する30銘柄

正確にはNYダウとかNYダウ平均って呼ばれています。何がすごいって、アメリカの株価指数の最も有名なものなのに、なんと僅か30社の株価の平均値って事。アメリカで何千何万とある会社の中の選りすぐりの30社の平均株価を指数にしたものがダウ平均になります。これに対して、S&P500は

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する主要上場市場が米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NSDAQ等)の米国企業で、流動性がある大型株から、500銘柄

NYダウ平均も、S&P500もダウジョーンズ社(名前長いから省略)が選定している株の平均値で、S&P500は名前の通り500社の平均の株価になります。で、実際NYダウ平均とS&P500の数値を見ると、

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上がNYダウ平均で下がS&P500。キャプチャーする時にボリンジャーバンドが入ってしまっていますが、主要値動きのカーブはほぼ一緒。つまり、指数化してしまうとどちらも大体同じ値動きなんですね。どちらもジョーンズ社(名前が長いんじゃ)が適宜構成銘柄の入れ替えを行っていて、この会社自体凄いと思う。

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まあ予想通りの右肩上がりの会社ですね。

さて、タイトルのダウの犬ですが、NYダウ平均の採用銘柄の内、高配当Top10銘柄に対して等分になるように投資を行って、1年後に再度見直して高配当Top10から外れたものは売却、新たに加わったものを買うという方法。等分になる投資とは、予算が100万円あった場合、各銘柄の合計評価額が10万円になるようにする買い方です。ここで助かるのは米国株式は1株から買う事ができるので、アホみたいな予算が必要にならない。日本株だとみんな大好き任天堂株(11月19日現在だと7974:51,940)を買おうとすると、最低でも520万必要になります。もし日本株でダウの犬のような投資方法をやろうとすると、任天堂がTop10に入ってしまうと5200万程必要になるという計算です。で、今日現在のTOPIX 100の内高配当Top10を並べると任天堂は12位にいますので、ガチな投資家みたいな資金を用意しなくてもいけそうですが、1年後にTop10にランクインしてしまうとできませんね。11月19日現在の株価だと、三井住友FGが3,887で一番高額これを現物買いする場合は100株単位なので388,700円なのでこれの10倍の388万円あればダウの犬っぽい投資ポートフォリオが組めますね。

SBI証券のスマホアプリにダウの犬というスクリーニング機能があります。ダウだとこれで行けるのですが、日本株で同じことをしようとするとカスタムのスクリーニングフィルタを作る必要があります。次回はこのスクリーニングフィルタの作り方をnoteにまとめようと思います。

続き→ (続きを書いたらリンクを埋め込みます)

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