【 時間 ⑥ 】
#脳血管#脳オペ#コイル#脳幹#IgA腎症#全身麻酔#ICU#ステント
点滴を外れてから退院までの間は、
同室者は、暇を持て余しているというような時間感覚のようだったが、
わたしは、痛みは、マシになったと言っても、稲妻が視えないレベルになっただけで、痛いもんは痛いしね。
体力が回復していたなかったので、全く、暇ではなかった。
病室での1日のスケジュールを把握するようにもなる。
そうなると、おおまかに、時間を把握できるようになる。
ああ〜、もう、そんな時間か。
遅いような早いような…
どちらにせよ、違和感なく、時間が進むようになって来た。
退院した今は、まだ、家から一歩も出ていない。
ようやく、睡眠が取れるようになり、痛みがあるものの、少しずつ体力が戻りつつあるのを感じられるようになった。
睡眠が取れるようになると、自然と目覚めるという流れになり、より体内時計が、まともになりつつあるなと感じるようになった。
メラトニンも、まともに分泌し始めたかな?
家の中で過ごす時間の流れは、のんびり。
入院前に感じた焦りのような、追い詰められるような感覚もなく。
ぼちぼちと、屋外を、散歩できるようになって、街ゆく人たちの流れを見て感じると、
ようやく、日時に戻ったなあー。
そう思うような時間感覚が、やって来るのかな。
ICUでは、本当に、
一瞬が、
永遠のようだった。