【SXSW2022現地レポート#1】3年ぶりの現地開催!準備~前日編
こんにちは!日テレR&Dラボです。
米国・テキサス州オースティンにて毎年3月に開催される複合フェスティバル、SXSW(サウスバイサウスウエスト)。
コロナ禍により2020年は直前で中止、2021年はオンライン開催でしたが、3年ぶりにオースティンでリアル開催されることになりましたので、我々も最新情報のリサーチのために行ってまいりました。
音楽や映画祭、カンファレンス、セッション、展示だけでなく、ワークショップや、その道のプロに1on1でアドバイスをもらえるメンターセッションなんかもあります。
スケジュール
会期は3/11~3/20で、全体像は以下の画像のようになっています。
上の段から、カンファレンストラック、サミット、展示、フェスティバルとなっていて、カテゴリごとに時期が分かれています。また、購入するバッジ(参加用ID)にも種類があり、それぞれ優先的に入れるトラックが決まっています。プレス用や出展者バッジもあります。
バッジについてはウェブサイトをご参照いただければと思いますが、会期が近づくほど高くなるため、可能な限り早めの準備をおススメします。
メディアやテクノロジー産業、スタートアップ関連、気候変動、未来志向の議論をする2050トラック、金融から宇宙まで、何でもあります。
また、今回はオンライン専用パス、会期終了後4/17まで一部のセッションのアーカイブが見られるアフターパス($149)もあります。
初日からフル稼働するため、3/10に現地入り&バッジ受け取り→調査→3/18帰国というスケジュールで臨みました。
バッジを購入後、公式ウェブサイトかSXSW GOアプリにログインすると、各イベントの詳細なスケジュールを見ることができます。
このように興味のあるものに★をつけることで、自分のスケジュールを事前に作れます。ただし、会期中に追加されるイベントや、逆にキャンセルになるイベントもあるので毎日チェックしたほうがいいです。
また、興味のあるイベントに優先的に入れる「SXXPRESS PASS」という、いわゆるファストパス制度があるのですが、これが毎日、イベント前日の朝9時にアプリで取得できます。早い者勝ちですので、絶対に聞きたいセッションなどは押さえておくと良いです。ただし、今年は参加者が少なかったためか、パス無しで殆どのイベントに入れました。
また、アプリ上で個別にRSVP(参加予約)が必要なイベントもあります。
出国前~現地着
コロナ禍での出張記録として、2022年3月11時点での米国渡航時に必要な検査や書類についても書いておきます。※規則はよく変更されますので、最新情報は各国省庁のウェブサイトでご確認ください。
まず米国行きの飛行機に乗るために、
通常必要な【ESTA】に加えて、
【出発の前日以内の新型コロナ陰性証明書】【ワクチン接種証明】【宣誓書】が必要となります。
こちらのページにまとまっています。
まずは前日に予約したクリニックで検査。
鼻の奥に突っ込むタイプでした。涙があふれ出てきます。
夕方に陰性証明書のPDFが送られてきたので、スマホに保存&一応印刷。
誓約書も印刷してチェック&サインし、準備はOK。翌日朝、空港へ。
現地でのインターネット接続環境は必須なので、以下の手段をスタンバイ。
空港でモバイルルーターを受け取り。スマホに送られてきたコードをロッカーにかざすと扉が自動的に開きました。良いですね。
チェックインカウンターで宣誓書とワクチン接種証明(アプリ画面)を見せ、無事に搭乗券を受け取り、搭乗。
乗り継ぎのシカゴでは、いつも通り入国目的や滞在日数を聞かれただけで特に書類の提示などは求められませんでした。※空港や対応する人によって変わると思われます。
ちなみに、入国審査が行列でシカゴ→ダラス→オースティンの便に乗り遅れましたが、運良く?遅延していたシカゴ→オースティンの便に振り替えられむしろ早く到着する結果に。こういうこともあるんですね。
そしてやってきましたオースティン!!
宿からの眺め。奥の高層ビル群があるところが、オースティンの中心地。あの一帯がSXSWの会場となっています。期間中、ダウンタウンのホテルの宿泊料は非常に高くなるので、少し離れたところに泊まりました。
バッジ受け取り
Uberでメイン会場であるコンベンションセンターに移動し、バッジを受け取ります。SXSW GOアプリで顔写真をあらかじめ登録しておくとスムーズ。
会期前日だったこともあり、バッジセンターは空いていました。ここではパスポートを見せるだけでOK。
・バッジ
・トートバッグ
・毎日1ドリンクもらえる券(コンベンションセンターの北側にある屋外ラウンジで使える)
がもらえます。
※パラマウントシアターなど、小さいバッグや透明なバッグ以外持ち込めないところもでもこのバッグはOKだったりするので、期間中のバッグとして普通に使うのも良いと思います。
街の下見へ
無事にバッジを貰いましたので、翌日に向けて会場近辺を調査。
各会場の位置を把握しておかないと、効率的にまわることができません。
これはアプリの会場マップ。なんと黒いピンが全てSXSW関連のイベントの舞台です。この範囲外にも広がっています。
街に出てみてまず目につくのは、市街地のあらゆる柱に透明ラップが巻かれていること。これは、期間中にシールやポスターが貼られまくるからです。これもひとつのSXSWのカルチャー!面白そうなイベントの告知ポスターがあったりするので、気にしてみてみると良いかもしれません。
とりあえず我々も爪痕を残すためにシールを貼っておきました。
これで我々もSXSWの一員です。
電動スクーター
次に目についたのは、様々な電動スクーター。アプリをインストールしてアカウントを登録すれば、すぐに使えます。会場が広範囲に散らばっているので、会期中はたくさん使うことになりました。
事前に一通りアプリを入れて支払い設定までしておくと便利です。
街に目を向けると、至る所で鋭意準備中。コンベンションセンターや倉庫に加え、レストランやバーなどを貸切にした会場も沢山あります。
オースティンのシンボルでもある州会議事堂の前では、反戦デモも。
おおまかな市内の会場の位置関係が把握できました。
次は会期中の様子をお伝えしていきます!
水や食料を買いにいったスーパーでは、ビール箱でSXSWのピクセルアートが作られていました。街ぐるみのイベントであることがわかります。
役立つアプリまとめ
#2注目の大規模ブース編 はこちら