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iOSDC Japan 2023に参加してきました!
NTTレゾナントテクノロジーでiOS/Androidのアプリ開発エンジニアを担当している長谷川です。記事を書くのが遅くなりましたが、今回はiOSDC Japan 2023に参加してきましたので、その紹介や感想を書いていきます。
iOSDC Japanとは
以下、公式サイトからの引用です。
iOSDC Japan 2023はiOS関連技術をコアのテーマとしたソフトウェア技術者のためのカンファレンスです。
今年は9月1日(金)〜3日(日)にかけて、オフラインとオンラインのハイブリッドで開催されました。オフラインは早稲田大学 西早稲田キャンパス、オンラインはニコニコ生放送にて行われました。
私は今回こういった技術系カンファレンスにオフラインでは初参加となるので、とてもワクワクしてこの日を待ち望んでいました。
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今年の企画
今年のトークセッションは通常のセッションが52本、ライトニングトークが27本行われました。トークセッションは最大4部屋同時で、全てを生放送でも配信していました。
また、トークセッション以外にも以下のような企画が行われました。
Ask the Speaker
企業ブース
ポスターセッション(今年初!)
パンフレットへの参加者原稿掲載
アンカンファレンス
iOSDCチャレンジ
懇親会
企業ブース
企業ブースでは、各スポンサー企業がブースを作成して出展しており、様々な企画を行っておりました。射的や物理コードレビュー、アンケート、ビンゴができたりなど、各企業が様々な工夫を凝らしていました。また、幾つかのブースでは色々お話をさせていただき、とても良い交流の場となりました。
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ポスターセッション
iOSDC Japanでは今年初の企画となっており、8名の方のポスターが掲示されました。それぞれのテーマにそってポスターに内容がまとめられており、私も空き時間を利用してじっくりと見させていただきました。トークとは違って、自分のペースでコーヒーなどを飲みながら内容を読むことができるので、こういった企画も良いなと思いました。
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iOSDCチャレンジ
トークの合間に放映されている動画や各企業のパンフレット、ブログ記事などにある #xxxx といったハッシュタグとなっているキーワードを集め、特設ページで入力するとポイントを入手できます。そして、一定数のポイントごとに抽選券がもらえるようになっています。もらった抽選券は会場のインフォメーションでくじを引くことができます。
私は3枚抽選券をもらいましたので3回引きましたが、1つ当たりを引くことができ、非売品のラインストーンTシャツをいただくことができました。
ライトニングトーク
今回のトークセッションでは、通常の20分 or 40分のセッションの他、5分という短い時間で紹介するライトニングトークも行われました。
5分といえどトークセッションですので通常のセッションと同じように聞くものかと思っておりましたが、会場に入る直前で参加者全員にペンライトが配られました。何事かと思っておりましたが、始まるとともに会場が暗くなり、一気にライブ会場に...!?
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![](https://assets.st-note.com/img/1695964554011-vdLA7iiaAa.jpg?width=1200)
残り1分になったらこのペンライトを振って知らせるためでもあり、これにより視聴者もスピーカーと一体となって参加している気分でした。
各セッションの合間に...
ポスターセッションや企業ブースが集まっている部屋にて、お菓子やドーナツが提供されており、合間に取りに来て甘いものを食べて休憩することもできました。特に、朝ごはんとしてなのか午前中にはドーナツが提供されており、私もありがたくいただきました。また、別の場所では水やコーヒー、オレンジジュースなど各種ドリンクも用意されており、無料で利用できるのが本当にありがたかったです。
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気になったトークセッションを紹介
やはり技術系カンファレンスといえばトークセッション!ということで、できる限り会場にてトークセッションを聞いてきました。その中でも幾つか気になったものを紹介します。各リンク先にはスライドへのリンクが貼られているものもありますので、見ていない方はそちらも合わせてぜひ見てみてください。
なお、各セッションの動画は10月にYouTubeにて公開されるとのことなので、参加できなかった方はぜひそちらをお待ちください。
①基礎から理解する!来年春までに対応すべきプライバシーの変更点
今年のWWDC2023で発表された Privacy manifest を始めとする新たな対応についての話でした。これまでのプライバシーに関する対応についての振り返りからこれから対応が必要なものに関するものまで丁寧に解説されています。
②なぜ、弊社はFlutterを捨ててネイティブ化(Swift / Kotlin)にコミットしたのか
iOS/Android向けのアプリをSwift/Kotlinを使って別々に開発していたが、React NativeやFlutterなどのマルチプラットフォーム対応のフレームワークを使って作り直す、という例はよく聞きます。しかし、その逆の事例を聞いたことがなかったのでこのテーマにとても興味がありました。当日は部屋が満席となるほどの人気のトークセッションでした。
本セッションではFlutterならではの苦労話、そしてネイティブ化にシフトするにあたってモダンで新しい技術を使うことを決めたことについて話されていました。私自身もFlutterを開発に使っており、とても共感しました。また、Swift側のアーキテクチャとして私も最近注目しているTCA(The Composable Architecture)を使っているという話も聞くことができ、とても勉強になりました。
③Swiftコードのパフォーマンス悪化 - 6つのケースでの実験結果を報告
これはルーキーズLT(ライトニングトーク)内で行われたトークセッションですが、とにかくインパクトがすごかったです。
5分という短い時間に130枚ものスライドを使い、コレクションの操作に関するSwiftコードの事例とパフォーマンスについて話されていました。130枚もあるので1枚の表示される時間がとても短いのですが、その短い時間でもサンプルコードのわかりやすさとグラフなどを用いたスライドで視聴者にも分かりやすく紹介していました。
ちなみに、ちょうど5分で全ての事例を紹介しており、タイムキープも完璧で素晴らしい発表でした。
④2歳の娘に喜ばれる! 親子で楽しめるレジスターアプリ開発術
こちらもルーキーズLT内で行われたセッションでした。
自身の2歳の娘のため、お買い物ごっこに利用するレジスターアプリを開発したお話です。2歳の子供向けのアプリではありますが、その2歳の子供が操作できるようUI/UXを工夫し開発したといった内容でした。こういった考え方は普段のアプリ開発においても大事だなと感じました。
感想
今回、本当にためになる内容ばかりでとても良い刺激を受けました。ここでインプットした内容を業務に活かしていきたいです。また、スキマ時間に個人開発をして、色々と面白いものを作っていきたいなと思いました。
いつか、たくさんの知識を蓄えた上で、スピーカーとしても参加できれば...と思っています。
その他のモバイルアプリ系のカンファレンス
この秋のシーズンでは、他にもモバイルアプリ系の開発カンファレンスが開催されています。ぜひ、興味のあるものがあれば参加してみましょう!
DroidKaigi 2023(すでに終了) → 一部セッションは生配信され、今もYouTubeにてアーカイブが公開されています
最後に
NTTレゾナントテクノロジーではスマホアプリ開発エンジニアを募集しております。少しでも興味がありましたら、ぜひ以下の採用ページをご覧ください。