2020年のアジャイルデザイン部を振り返る
アジャイルデザイン部マネージャの大郷です。早いものでもう2020年もあとわずかとなりました。年の終わりにご挨拶とあわせて、今年を振り返る記事をお送りしたいと思います。
激動の2020年
今年はなんと言っても新型コロナウィルス感染症への対策、それに伴う制度変更、環境整備などに追われた一年でした。何かと歯がゆい事が多かった年ではありましたが、今回はその中で「Change(変わったこと)」について振り返りながら紹介していきたいと思います。
2020年4月上旬頃のWeWorkの様子
今年変わったこと
ざっと思いつくだけで今年だけで以下の変化がありました。
※2020年12月時点での話なので、外部環境・状況に変化がある場合はそれに合わせてここからさらに変わる可能性があります。
春先、急遽調達した非接触体温計。マスクと消毒用アルコールが手に入らず苦労しました。
良かった点
(1) 移動時間がなくなり効率アップ
前回の記事でも触れましたが、やはり通勤をはじめとする物理的な移動がなくなったことは時間的な効率という意味で大きな影響を与えました。メンバーからも概ね好評のようですが、反面「運動不足になった」「ミーティングに絶え間なく参加できてしまうので疲れる」などといった副作用もあるようです。
(2)ワーク・ライフバランス
在宅勤務、またフレックス制度のコアタイム(以前は10:00-15:00)が撤廃されたことにより働き方がより柔軟になったように感じられます。1日の勤務時間を分割(例えば9:00-11:00と15:00-18:00のように)することもできますので、例えば通院、役所での手続き、送り迎えといったような昼間の時間帯でしか行えないようなことが有給休暇(半日休、時間休など)を使用することなく可能となりました。
(3)社内処理のオンライン化による効率アップ
2019年7月にアジャイルデザイン部が発足されてから少しずつ社内手続きのオンライン化を進めていたのですが、「全てのメンバーが在宅勤務を実現」するために2020年3月頃から一気に進めました(決裁業務、各種申請業務、検収業務など)。一部、電子契約などは現在進行形の残タスクとなっていますがこちらも早いところオンライン化したいと考えています。
課題に思っている点
(1) コミュニケーションコストが大きくなった
よく指摘される点かと思いますが、やはりオフィスで一緒に働いている時とは異なりメンバーそれぞれの状況が見えにくくなることで話しかけにくくなった=コミュニケーション量が減ってメンバー・チーム全体のパフォーマンスが低下、ということが発生しがちです。オンラインでの交流(雑談)イベントなどを実施していますが十分とは言えないので継続して改善していきたいと考えています。
(2)オン・オフの切り替えが難しくなった
通勤がなくなり、在宅で仕事ができるようになったことで「プライベートとのオン・オフ切り替えが難しくなった」「仕事をし過ぎてしまう」という声が社内アンケートから挙がってきています。こちらもなかなか難しい問題ですが、業務時間外は各種通知をオフにする(個々人もメンションしない)、メールを見ない、外に出てリフレッシュ(昨今の情勢から、家に籠もりがち)など、細かい積み重ねを続けて模索しているところです。
(3)仕事する環境が整っていない
オフィスに出勤せず、業務が全てオンライン化されていく中で課題となっているのが自宅でのネットワークやスペースの問題。アジャイルデザイン部では業務上必要な物品(PC, スマホ, キーボード, ヘッドホン, ノイズキャンセリングソフトウェア(Krisp)など)を、また自宅ネットワークが不十分・不安なメンバーにはドコモ回線(SIM)を貸与しています。ただ、そうは言ってもそもそも自宅のスペースが狭い、家族同居のため仕事がしにくいといったような事情についてはなかなか根本的な打ち手が打ちにくいところではあります。
2021年に向けて
新しい働き方を始めてそろそろ1年が経とうとしていますが、その変化に対応できたこと、できなかったこと、それぞれありました。すべて100点満点を取ることは難しいとは思いますが、改善を積み重ねて行きたいと考えています。
今年は大変な年になってしまいましたが、来年はこの状況が少しでも改善し、穏やかな世界になることを祈りつつ、本年最後の記事とさせて頂きたいと思います。みなさま、良い年末年始をお過ごしください。