365 Steps March
はじめまして!
映画「ナーストゥザフューチャー」で撮影を担当している渡邉と申します。
前々から監督の小池さんや、衣装のゆりさんに「記事書いてね」とは言われていたのですが、自分の文章を読みたい人がいるのだろうかとか、書くからには色んなこと書きたいなあとか考えているうちに時間ばかりがすぎてしまいました。
そんなこんなで今日なんとなく文字を書きたいなって気分になったのでノープランのまま書き出しております。
(たまにありますよね?無性にキーボードをカタカタしたいとき)
※後で読み返して見たらただのガジェオタブログみたいになってました。
素直にナースの裏話が見たい方は、キャストさんや他のスタッフさんが素晴らしい記事を書いているので今すぐブラウザバックして、それらの記事を読んで頂けると幸せになれると思います。
前置きはこのぐらいにして簡単に自己紹介から初めて行きます。
■自己紹介
1993年生まれの27歳。
Jリーグイヤーに爆誕しましたが一番苦手な球技がサッカーです。
生まれも育ちも兵庫県で、19歳から現在まで大阪で暮らしています。
大学では電子系の学科を専攻しつつ、大半の時間を軽音部でのバンド活動に費やしてきました。
現在は新卒で入社した某メーカーで開発業務を行っています。
。。。
なんて面白みのない文章…そしてカメラのカの字も出てきません。
そんな私が何故本作でカメラを回しているのかについて少しお話していきます。
■映像制作との出会い(出会わない)
時は2020年の5月。
対岸の火事と思われていた名前を呼んではいけないあのウイルスが世界中に蔓延し、外出自粛でどこにも行けないGWに遡ります。
テレビでは自粛のストレスで気が狂いそうなどと報道していましたが、多趣味でインドアな私はあまりストレスを感じていませんでした。
(居酒屋で生ビールが飲めないのは辛かったですが、案外オンライン飲み会が楽しかった。)
打ちっぱなしに行ったり、ギターを弾いたり、お笑いを見たりと悠々自適な自粛生活を送っていた私ですが、流石に時間を持て余し、アマプラを徘徊するようになりました。
そういやスターウォーズの最新作見に行ってなかったな。ということでちょうど配信されたばかりのスカイウォーカーの夜明けを視聴。
これが良くなかった。
昔大好きだったスターウォーズ熱が沸々と湧き上がり、過去作を見たりアマゾンやメルカリで関連グッズを漁り出します。
そこで見つけたのがこれ
バンダイから発売されているスターウォーズに出てくる乗り物のプラモデルです。
めちゃくちゃディテールまで作り込まれていて、安くて、小さい。
この小さいというのがとても大事です。
小学生の頃、一時期ガンプラにハマっていたのですが、作るのは楽しいけど完成品を置く場所が無くていつの間にか辞めてしまっていました。
が、手のひらに収まるサイズなら今の狭いワンルームにも置けるし、何より作るのが楽しそう。
ということで気づいたらポチってました。
よくないですね、どうも会社員になってから大量買いする癖がついてしまいました。
そんなことはさておき、このプラモデル非常に優秀です。
流石は世界のバンダイ。パチっと組むだけで簡単にビークルが完成します。
もっと作品映させたい時は、ほんのちょっとの部分塗装とシール貼りをして、スミ入れすれば、あら不思議。
細やかなモールドのおかげであっと言う間に立体感がでてきます!
後はちょちょっと汚れを追加してやればこんな感じに!
いやー、いいプラモデルができました。
みなさんもぜひ作ってみてください!
■映像作品との出会い(出会えたら出会う)
はい、なんちゃってプラモブログでした。
このプラモ本当に出来が良すぎるんです。出来が良すぎて私の脳裏にこんな記憶が蘇ってきました。
男性A「スピーダーを作ってるんだ。このパーツは戦車のプラモデルから取ったんだよ」
そう、皆さんが親の顔より良く見たスターウォーズ旧三部作のメイキング映像です。(セリフはうろ覚え)
冗談はさておき、私は本編よりもメイキング映像の方が視聴回数が多いです。
このメイキング映像には、男性Aが作っていたスピーダーを始め、様々なビークルの模型を使ったVFXの様子が収録されています。
糸の上をスノースピーダーが滑走したり、デストロイヤーにカメラが近寄っていったり、タイファイターが爆散したり。。。テンション爆上げです。
完全に小学3年生の渡邉に戻りました。
で、思考が単純な渡邉はこう思うわけです。
「このプラモを使って映画のワンシーンを撮りたい」
■映像作品との出会い(三度目の正直)
ここまで1700字書きました。
カメラはまだ一回も出てきていません。カメラマンとしてあるまじき経歴です。
流石にカメラを登場させないとまずい。ということで今回ご紹介するカメラはこちら!
はい、これまたリアルに親の顔よりよく見たiPhoneです
(撮影で使った時はiPhoneXでした)
最初なんてこんなもんです。
後は適当にVFX撮影方法をググりながら、アマゾンで安いスライダーを購入して、100均でグリーンのフェルトを買って、そのへんに転がってるライトを設置して準備完了です。
わからないなりにサクサクっと撮影して、編集を始めます。
(角度が変だったり、スライダーのブレが激しかったり、グリーンがシワシワで影になったり、狙った位置にピントが来なかったり、たった3カットの撮影だけで5日間ぐらい試行錯誤していたのは内緒です)
映画撮影方法を探している時に存在を知ったみんな大好きダス○マン先生の動画を参考にAeを操作しようとするのですが、ここでトラブル発生。
私のMacBookPro2017ではちょっとエフェクトを重ねただけでプレビューできなくなりました。(グラボ積んでないし、メモリ16GBだし、CPUはcore i5だったかな?だし仕方ないよね)
右も左も分からない状態でプレビューできないのは非常に非効率的です。
PCが必要だ
こうなった私は止まりません。
これまた昔の記憶を引っ張り出してきて自作PCに取り組みます。
どうせ作るなら良いものをということで、世界の上位7%のスペックを叩き出すPCを作りました。(PCMatic調べ)
散財もいいところです。
AeもMBPとは比べ物にならない位サクサク動きます。
道具もそろって作り上げた動画がこちらです。よかったら見てやってください。
色々と荒はありますが、Ae初めて1ヶ月なのでまあまあこんなもんかなと…
一応これが私の初カメラマン?作品となったわけです。
■そんなこんなで
まあこんなきっかけでAeを触るようになって、ダスト○ン先生を知って、映像界隈のYoutuberを知って、映画界隈のサロンに入って、フィルムカメラにハマって、ちょろっとADして、愛車を売って、カメラを買って、映画監督して、小池監督と出会って、今に至ります。
ここまで読んでくださる方がいるのかわかりませんが皆さんお察しの通りです。
書くの疲れて来ました。
継続して文章書ける人本当に尊敬します。
とにかく、例のウイルスによって生まれた時間で好きな事に向き合っていたら映像制作にたどりついたって感じです。
映像と全く関わりのなかったただの会社員が映画を撮影するなんて、人生何があるかわかりません。
■今後のこと
つらつらと書いて来ましたが、結局この記事では何故カメラを好きになったのかや、映像制作好きなのはわかったけどカメラマンじゃなくVFXじゃね?だったり、どういう想いでナースに参加しているのか等を書くことができなかったので、また別の記事でお伝えできればと思います。
とはいえ割とナース本編と直接関係のないことばかりを好き勝手に書いてしまったので
「あなたはもう、何もしないで」
「noteにだけは書かんといてくださいよ」
とか言われちゃったら書くのやめてピアノ始めます。
■最後に
映像制作に限った話ではないですが、
経験も知識もツテも何もないけど、何かしら自分の好きな事をやってみたいって人がこの記事を読んでくれて、
分からないなりに行動して楽しんでいる私の姿を見て、やりたいこと素直にやればいいんやって思って頂ければこんなにうれしいことはありません。
ちょっとした行動の積み重ねで本当に人生変わります。
映像を初めて約半年。酸いも甘いも経験してきましたがトータルでとても楽しんでおります。
幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね
一日一歩 三日で三歩 三歩進んで二歩下がる
タイトルの伏線も無事?回収できた気がするのでそろそろ失礼します。
稚拙な長文にお付き合い頂きありがとうございました。
映画は完成に向けてどんどん進んでおります。
本作ではより良い作品にするためにクラウドファンディングにも挑戦しています。よろしければ一度覗いて見てください。
https://camp-fire.jp/projects/view/336271
今後とも映画「ナーストゥーザフューチャー」をよろしくお願い致します。