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エンジニアにとって学び続ける姿勢は不可欠な武器!【イベント参加レポート】
先日、弊社NTTデータが資本業務提携を結んだ株式会社スリーシェイクが主催するイベントに参加しました。このイベントではパネルディスカッション形式で、エンジニアの生存戦略や採用戦略についての議論が行われました。第一線で活躍するエンジニアの方々のお話は、他では聞けない貴重な内容が多く、非常に学びの多い機会でした。
イベント概要
タイトル
「クラウドネイティブ化時代のエンジニアの未来」開催日と場所
2024年12月4日(水)18:00~21:30 コモレ四谷タワーコンファレンス3F参加者層
幅広い年齢層のエンジニア約80名が参加登壇者一覧
藤川真一(ふじかわしんいち)様
BASE株式会社上級執行役員SVP of Development
尾藤正人(びとうまさと)様
株式会社オープンロジ 執行役員CTO
馮富久(ふぉんとみひさ)様
株式会社技術評論社 デジタル事業部 部長
吉田 拓真(よしだたくま)様
株式会社スリーシェイク 代表取締役社長
パネルディスカッションまとめ
パネルディスカッションでは、エンジニアのスキルアップやマインドセット、採用戦略など多岐にわたるテーマが取り上げられましたが、今回は以下の2つのテーマについてまとめました。
クラウドネイティブ時代に求められるエンジニア像
・変わることに対する柔軟なマインドが必要(藤川氏)
・クラウドサービスを使いこなすことが最優先(尾藤氏)
・ビジネスロジックや上流に提供価値がシフトしている(吉田氏)
クラウドが主流となった今、オンプレミスに関する知識の重要性は薄れつつありますし、クラウドサービスを使いこなすことが最優先という意見には深く共感しました。また、柔軟なマインドや好奇心を持ち続ける姿勢は、どの時代でもエンジニアにとって不可欠な素養だと再認識しました。
生成AIについてはあまり議論されなかったが、この部分に凝縮されていた。
・技術力以外のスキルを身につけていく必要性が高まってくる。
オープロジの場合はドメイン知識が重要である。(尾藤氏)
時流に惑わされず「専門性」を追求する姿勢こそが強いのではないだろうか
牛尾剛氏も著書『世界一流エンジニアの思考法』で「専門性」の追求を強調しており、「IT+α(ドメイン知識等)」または「AIが及ばないIT専門家」がエンジニアとしての生きる道であると実感しました。
採用したいエンジニア
・会社に共感できる人(吉田氏)
・ドメインに対して興味関心を持っている人(尾藤氏)
・インターネットが好きな人(藤川氏)
三者三様ですが、共通しているのは会社とのカルチャーマッチではないでしょうか。
このバスでどこに行くべきかは分からない。しかし、分かっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ
置かれている環境は違っても、「バスに誰を乗せるのか?」が採用において最も重視している点というのが本日の一番の学びでした。
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終わりに
初めての主催イベントにもかかわらず、充実した内容で貴重なお話を伺うことができました。次回のイベントも非常に楽しみです。
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執筆者プロフィール:長田 武徳
2006年にNTTデータに入社。決済領域でのウォータフォール開発を10年間実施した後、大規模アジャイルフレームワーク(Scaled Agile framework)を採用した開発に従事。SAFeプラクティスコンサルタント (SPC)