SmartSTREAM導入事例 株式会社フェイス様
株式会社フェイス様
ダウンロードできる「着メロ」のしくみを世界に先駆けて開発したことで知られている株式会社フェイス様。
同社が打ち出す次なる新サービスが、おサイフケータイ(FeliCa機能付き携帯電話)で購入した動画をパソコンで手軽に見ることができる、NFRMというサービスです。
携帯電話で購入して、パソコンで見る動画コンテンツを配信
FeliCaの通信機能を活用して、
購入した権利を認証大きな可能性を秘めたNFRMプラットフォーム
おサイフケータイでサイトにアクセスし、動画コンテンツを購入すると、コンテンツの視聴権利が携帯にダウンロードされます。そのおサイフケータイをパソコンにかざすと、FeliCaの通信機能でパソコンへ視聴権利が転送され、自動的にビューワーが立ち上がり、購入した動画コンテンツが流れ始める。これが、2007年6月に商用化された権利認証技術、NFRM(Near Field Rights Management (R))を利用したサービスです。
現在は、推定4000~5000万台が普及しているおサイフケータイと、FeliCa対応のパソコンを活用していますが、テレビなどのデジタル家電対応や、ワンセグ放送との連動など、さらに利便性の高いサービス提供に取り組んでいます。
NFRMプラットフォームは、今後一気に拡大しそうなパワーを秘めたサービスといえるでしょう。
(C)2007「戦場のガールズライフ」製作委員会
おサイフケータイをパソコンにかざすと、購入した動画を視聴できる。KAZAS CHANNEL公式サイト
数百万人の会員が相手でも安定運用大規模配信のノウハウが大容量の配信を支える
NFRMのサービスにおいて、SmartSTREAMが活用されているのは、携帯電話をパソコンにかざしたあとに立ち上がる動画の配信部分です。
「私たちは携帯電話まわりの技術は得意なのですが、大容量の動画配信については実績が足りない。その部分を、すでに実績のあるNTTスマートコネクトさんにお願いできてよかったと思っています」と語るのは、株式会社フェイス企画推進部にて、技術関連を担当する中嶋洋介さんです。
「NRFMでは、配信インフラの占める役割は大。大容量の配信に耐える、強固なバックボーンがあればこそ、ユーザーに安心してサービスを提供できるのです」と、動画配信のソリューション事業全般を担当するプラットフォーム事業部の清水剛さんはおっしゃいます。
「現場の感覚からいえば、ネットワークには遅延や何かしら障害が発生するのがむしろ当たり前。それがサービス開始以来9カ月、一度も起こっていないということが、クオリティの高さを物語っていると思います」。
企画推進室
プロジェクトマネージャー
中嶋洋介さん
「ともに新事業を創りたい」と思わせる担当者の知識と提案力の高さも魅力
清水氏によれば、「NTTスマートコネクトさんは、窓口となる担当者のレベルが高いのも特徴」という印象をお持ちだそう。
「配信だけでなく、ソリューション全体を見渡す幅広い知識を持っているので、とても話がしやすいです。今後は配信インフラを提供いただくだけでなく、一段高いところで、たとえば放送局を巻き込んで新たなコンテンツ事業を盛り上げるなど、一緒に新たなビジネスを創っていくくらいのことを目指したいですね」。
現在のNFRMは「携帯電話とパソコンをつなぐサービス」ですが、「ゆくゆくは『見たいものがどこでも見られる』ようにしたい。たとえばリビングのテレビや車の中などでも購入した動画が見られるように、家電やカーナビにまでNFRMを展開できれば」というのがフェイス様の次の狙い。
「そのためにも、NTTスマートコネクトさんには、私たちにないアイデアを提供していただけるのではないかと期待しています」と中嶋さんはおっしゃいます。
一方で「今後実用化されるであろう次世代ネットワークNGN(Next Generation Network)の技術についても期待しています」と清水さん。NTTスマートコネクトの技術への確かな信頼を感じさせてくれるお言葉です。
プラットフォームソリューション
事業部 事業部長
清水剛さん
企業プロフィール
株式会社フェイス