妻が母から女へと・・・⑥


江崎との時間を過ごして帰ってきた次の翌朝

「まゆみ。江崎さんと話をしてもいいかな?」
「え?どうして」

キッチンに立つ妻が少し戸惑いを浮かべる表情で私にそう聞いて来ました。

「いや特に用はないんだけど・・・なんか挨拶っていうか・・・」
「ふぅ~ん。パパは嫌じゃないんだよね?」
「あぁ 嫌じゃないよ。ただしっかりと江崎さんには一線を越えないようにと話しておきたいから」
「わかった。パパがそう言うなら」

妻は机の上に置いてある携帯を手に取り私に江崎のアドレスと電話番号をメールで送ってくれました。

早速その日に江崎にメールをしてみました。

(○○です。 突然のメールすみません。一度まゆみとの事でお会いしてお話がしたいのですが)

私のこのメールに対して江崎から返信が来たのは私が思っていたよりも早くありました。

(江崎です。奥様から私の連絡先お聞きになったみたいですね。お話の件了解です。日時と場所を連絡くださればお伺いさせていただきます)

(明日の20時くらいに駅前の○○でいかがでしょうか?)
(わかりました。お伺いさせていただきます)

そんなメールのやり取りをし、翌日に妻に内緒で江崎と会うことにしました。

当日私がその場所に着くと既に江崎は来ていました。

店に入るとすぐに江崎を見つけることが出来、江崎の向かい側に座り、目の前でありありと江崎を見ていると、この男が妻を抱いたのかと以前偶然に会ったときとは違い、どこか江崎を見るだけで興奮する私がいました。

「すみませんね。お忙しい中時間作っていただきまして」
「いえいえ、こちらこそ。私もご主人とお話がしたかったもので」
「そうでしたか。私は以前にもお話したように、しっかりと江崎さんには伝えておかないとと思いましたので」
「はい。私も奥様のとのことで、ご主人としっかりとお話しないとと」
「何か変ですよね。こうして二人で会うのは」
「確かに」

注文したビールが来たので私は少し緊張し、乾いた喉を潤しました。

「江崎さんにはやはり私達夫婦の刺激剤に徹していただきたいと思っています」
「はい。そのつもりでいます」
「私の性癖を少しはご理解いただけましたか?」
「ええ・・・大体は理解しているつもりです」
「必ず約束して欲しいのはまゆみがあなたに私以上のモノを感じた時点で必ず突き放して欲しいってことです」
「はい。それは理解していますし、私も○○さんの家庭をつぶすつもりはありませんし」
「ありがとうございます」

それからしばらくは、本題から少し脱線して極々普通の世間話が進みました。

私に江崎を腹立たせる気持ちもなく、むしろ少し好感を持てるほどでした。
酒も進みお互い酔いもあってか少し大胆な会話にもなりました。

「まゆみはどうですか?」
「えぇ 素晴らしい女性ですよね」
「いやいや、そうでもないですよ。そのことじゃなくって、あっちの方は?」
「あぁ・・・最高ですね」
「そうですか。実はですね、あなたと妻が交わっているところを見てみたいのですよ」
「え?? そうなんですか?」
「ええ どうしても見てみたくって」
「私はどうすればいいのですかね?」
「私もよくわからないんですが、江崎さんに何か良い考えがあればと・・・」
「そうですか・・・見られるなんて普通ないですからね」
「確かにそうですね。けど妻には隠しておいて欲しいのですよ」
「わかりました。何か考えてみますので、またメールででも連絡しますよ」

そんな会話をして江崎と分かれて家路へと向かいました。

その夜、私自身も江崎の顔を浮かべながら妻と抱き合いました。

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