1ヶ月で脚本を書いてヤングシナリオに出してみる(1日目/28日目)
こんばんは。
中村冬雪と申します。
脚本家になりたいと思いつつ、最近全く書いてなかったので、ちょうど1ヶ月後に締切のあるヤングシナリオ大賞に向け脚本を書いてみることにしました。
初日、まずはどんな話を作るか企画を考えてみようと思います。
しかしその前に、久々の書き物なので少しだけルールを決めました。
①しっかりとドラマを作る
→叙述トリックや伏線回収など、脚本のギミック的な要素は基本的には使わず、主人公がその物語を経て成長し変わるドラマをしっかり描く
②大がかりな設定を使わない
→タイムトラベルや不思議な力を手にして…みたいな特殊な設定は使わず、あくまで現実的な範囲の話にする
③とりあえず最後まで書く
→そりゃそう
久々なので、とにかく地に足のついたものを書こう…というルールです。
それでは企画案ですが、
・過去の名作映画、小説をモチーフに現代風にリファインして作る
・音楽、曲をモチーフにして作る
・過去の作品を推敲、つくり直す
と、考えた中で上と下はオリジナル要素があまりないので、真ん中の音楽、曲からイメージして書いてみることにしました。
そこでモチーフにしたいな、と思ったのが↓です。
踊り子/Vaundy
いい曲ですよね。
では、この曲のどこを引っ張ってこようかと思い歌詞を見ていました。
「ねぇどっかに置いてきたような事が一つ二つ浮いているけど ねぇちゃんと拾っておこう はじけて忘れてしまう前に」
「回りだしたあの子と僕の未来が止まり、どっかでまたやり直せたら」
この歌詞を見て、
・主人公とヒロイン二人の話
・主人公とヒロインは昔に一度しか会っていないけれど、大切な思い出がそこでできた
・そして過去を思い出して、そこに戻って話したいことがある
というざっくりとした背景を想像しました。
これを膨らませて
・主人公は仕事がうまく行かず退職し、自宅にいるのも辛くなって現実逃避で適当なバスに乗りどこか遠くに行こうとした。
・そのバスで、グループで旅行に来ていたヒロインと出会い仲良くなる
・その旅で主人公とヒロインは互いの悩みを打ち明け、前に進む勇気をもらう
・旅の終わり、次の土曜にまたバスターミナルで会おうと約束をして別れる
・次の土曜、主人公はバスターミナルに行くがヒロインは現れない
・主人公はいつかヒロインと会った時にちゃんとお礼としっかり生きていることを伝えられるよう、また働き始める
・一年が経ったある日、主人公はヒロインと同じグループで旅行に来ていた一人に会う。そこで、ヒロインは旅行の直後に亡くなっていたことを伝えられる。
・主人公は、もう一度同じルートで旅行に行き、そこであったことを一つ一つ回想しながら、また来ようと話していた場所で感謝を告げる
というストーリーを考えました。
大枠としては主人公がヒロインとの最初で最後の旅行と同じルートをたどりながら移動する道すがら、回想して自分がまた前を向くきっかけをくれたヒロインに感謝する、という流れです。
明日は全体の構成を考えます。
それではおやすみなさい。
以下追記(書き上げたので置いてます。ぜひ感想頂けるとありがたいです)