「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」と麻婆茄子担々麺の話
こんばんは
中村冬雪です
面白いと話題も鬼滅の刃の大ヒットでいまいち爆発していない印象の羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)を見に行ってみました。
見に行く前にリンガーハットの麻婆茄子担々麺というキマイラ感のあるラーメンを食べて行ったのですが、食べたあとカロリー調べたら1000kcalくらいあって軽く絶望しました。
では(できる限りネタバレなしで)良さを。
・ギリギリのアザとさ(かわいい)
ロシャオヘイセンキは、妖精と人間の共存が主軸となってお話が進みます。妖精は「人(擬態した姿)」「獣(本来の姿)」の2つになれるのですが、主人公であるシャオヘイの獣の姿がこれです。
あ、アザとい~~~~~~!!!!
かわいさの極みネコになにその目のクリクリ具合~~!!!!
ってなります(映像で見るともっとあざといです)。
全く前情報なしで見に行ったのですが、最初はこの絵のタッチに驚きました。
シャオヘイは人間の姿も少年で、美味しいご飯を食べると目を輝かせるなど他にもアザといポイント多数です。幼さがあるシャオヘイが、後半成長していくのがこの映画の軸ともなっているので、前半はそのアザとさを楽しみながら後半はカッコいいので楽しみましょう。
あと、完璧っぽいムゲンというキャラクターが、途中天然だったり、あと主人公に全然説明をしないで中盤で出てきた追加キャラが設定を「え、こいつから何も聞いてないの??」みたいな感じで説明してくれる少年漫画あるあるな不器用さとかもまたアザといです。
・表現の引き算
戦闘シーンは細かく描かれて見やすいかつカッコいいのですが、ギャグシーンや途中の失踪シーンなど、急にマンガ的な表現が入ります。これがバランスがすごい良くて、クスッと笑えるくらいでギャグによりすぎず、かつそのキャラクターを好きになるという絶妙なラインです。
ちなみにその演出で私は「となりの山田くん」を思い出しました。
・正しさはどこに
アザとさやギャグシーンなどをメインで話しましたが、そもそものお話についてです。
妖精は自然の中に住み、ゆったりと暮らしていました。人間は特別な能力はないので、妖精を讃えて自然と共存し暮らしていたのですが、人間は知識を持ち、自然を開墾し都市を開発していきました。妖精は住む場所を奪われ、人間と対立していきます。主人公のシャオヘイも人間を恨んでいたのですが、映画の中盤で少女を助け、お礼を言われた時から「人間=悪」なのか?と悩み始めます。
さらに、人間と共存して暮らしている妖精が多くいることを知ります。
シャオヘイは人間に復讐しようとする妖精の計画を知り、その妖精を止めようとする…というのがこの映画の軸になる部分です。
このストーリー、現代でも人間同士でもある話ですよね。コロナで売上がなくなり、なくなくリストラをした企業とその社長を恨む元従業員、とか。
それだけじゃなくて、国同士の解決しない問題とか。
善とか悪とかでは計れないというか、互いにとって譲れない正義は、争うしかないことがあったりして。
全く別の考えで、それぞれの良さを理解していくのが大切なんですよね。
だから皆さん、麻婆茄子と担々麺は別々に食べた方がいいと思います。それぞれに良さがあるのですから。
それではまた。