王子様とお姫様。
「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のためにひまつぶししたからだよ。」
大切なものを大切なものと分類するだけの作業を美しく見ている人間はどんな空でも青くて綺麗だとか言うのだろう。
特別が溢れた場所は特別がないに等しい。
なのに何故そんな場所でも特別を求めるのか。
貴方が欲しいのは本当は何。
滑稽を晒してる人間を特別にしてあげている人間は神様にでもなったつもりなんだろうか。
そんな貴方も欲しいものは何。
私は私の私でいたい気持ちが人一倍多い方だ。
でも私もヒトなので、
ヒトノナカノヒトなので、
やはり時間が経てば経つほど思ってしまう。
しかし所謂大切なのかもしれないと思ったら破壊欲が出てしまうのもまた私で。
弱った私に挨拶を。
私は私の世界をあげたくない。
どれだけひまつぶしをしたって貴方は私だけの他人なのだから。
貴方は貴方を壊す権利を私に与える勇気はありますか。
回れ右。
後ろからハグ。
。
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