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いつの時代もねこがすき!お江戸の猫好きの話
本日は江戸のペット・動物たちのお話。
あなたは犬派? 猫派?
一歩間違えれば、戦争を引き起こしかねないこの質問。
愛する気持ちに貴賎なし、みんなちがってみんないい。
というわけでこのトークは終了にしたいところですが、江戸においてどっちが人気だったかという点においてのみ答えを出しますと・・
江戸では
猫飼い人口の方が多かったのです。
その理由は、屋根裏をネズミが徘徊していたから。
かわいいだけでなく実用的にネズミを退治してくれるのは
ありがたかったのです。
『いせや 稲荷 に 犬の糞』
というお江戸名物を語った言葉にもあるように、
江戸では野良犬の方が多く、あちこちで飼い主のいない犬がウロウロしていました。狂犬病対策もできていなかったことから犬の方が敬遠されがちだったのです。
(ひえ・・鬼の形相・・!目線の先にはライバルの犬がいます)
とはいえ、犬を飼っている人たちがいなかったわけではありません。
天璋院篤姫様も愛犬家で『狆』を大変に可愛がっていたそうです。
(かわいい子犬がころころしています・・!)
ブログをお読みくださってる賢明な読者諸君は
もうお気づきになったことと思います。
私が『歌川国芳』贔屓だということを・・。
歌川国芳師匠も大層な猫好きで、いつも懐に子猫を抱えて
絵を描いていたそうです・・!かわいい!
そのほか江戸では『象やラクダ』が見られるスポットもあったのですが、そのお話はまたいずれ・・。
参考文献:
『浅草奥山二於て興行』梅堂国政
『江戸おもしろ雑学知識』稲垣史生
『三ツの猿夜の賑ひ』歌川国芳
『船橋屋前』歌川国芳
『鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘』歌川国芳
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