MY BEST OF K-POP 2023(July - December)
気づいたら今年も残すところあと、19日を切りました!時が経つのがとても早く感じますね。そこで7月から12月までの下半期にリリースされた曲のなかで、お気に入りの曲を上半期同様、リストアップしてみました。下半期は好きな曲が多くて、頑張って絞っても30曲になりました…。なるべくコメントは手短に頑張るので、最後までお楽しみいただけると嬉しいです。
July
쉿 (Shhh) – KISS OF LIFE
Sugarcoat (NATTY Solo) – KISS OF LIFE
7月にデビューをしたKISS OF LIFE。デビュー以前から音楽活動経験のあるメンバーがいるためか、新人とは思えない音楽性とコンセプトに引き付けられました。NATTYのソロ曲である「Sugarcoat」はどこか懐かしさを感じるR&Bナンバー。彼女個人でも新人とは思えないほどのパフォーマンス力で、冗談なしでいつでもソロデビューできそうだなという印象を受けました。
Do It Like That – TXT, Jonas Brothers
今年になってグッと活動量が増えた印象のTXT(TOMORROW X TOGETHER)。OneRepublicのボーカリストであり、多くのヒット曲を手掛けたプロデューサーとしても有名なRyan Tedderが制作に加わった1曲は、なんとJonas Brothersとのコラボレーション。2000年代後半から2010年代前半にかけて、全米で絶大な人気を誇っていたボーイズバンドJonas Brothersとのコラボは、その当時まさにDisney ChannelでJonas Brothersを見て育った私としては、期待大の1曲でした。ポップでノリの良い本作は、今年外すことのできない1曲です。
Hear Me Out – EXO
No Makeup – EXO
一世を風靡したEXOもベテラングループの仲間入りをしてから、肩ひじを張りすぎない、大人の余裕を感じられる作風が多くなった気がします。歌が上手いことで有名な彼らですが、敢えてそれを前面に出してこない感じが好感を持てます。いや、グルーヴ感やリズムの取り方等を考えると、歌の上手い彼らだからこその曲が揃っているとも言えます。本当に素敵な曲が多くて迷いましたが、今回のアルバム「EXIST」からは、この2曲をおすすめします。ちなみに、一昨年リリースしたアルバム「DON'T FIGHT THE FEELING」もかなりの良作です。
I DO – (G)I-DLE
昨年大ヒットした「TOMBOY」から勢いが滞ることのない(G)I-DLE。このグループは熱狂的なファンによってこの地位を確立したというよりは、大衆受けの良さも相まってここまで来たのだろうなと思います。常に情報を追っかけるほどではないけれど、曲がいいからカムバックをすれば聴くというような…。私もそのタイプで(G)I-DLEが好きです。彼女たちが初めてアメリカで出したデジタルシングルは、80年代の音楽に影響を受けシンセポップ要素が加わっているとのこと。私は音楽に特別詳しいわけではないので、ジャンル分けをするのが苦手ですが、確かにこの曲を聴いて懐かしさは感じました。MVも面白いのでぜひ観てみてください。
Seven (feat. Latto) – 정국 (Jung Kook)
"黄金マンネ"の愛称を持つBTSの最年少メンバーであるJung Kook。そんな彼が満を持してリリースしたソロデビュー曲「Seven (feat. Latto)」。全英歌詞でメロディーもK-POP要素がほぼないこの曲は、K-POP枠として語ってよいのかはわかりませんが、私のタイプど真ん中の曲でした。
ISTJ – NCT DREAM
6月に公開されたアルバムの先行曲「Broken Melodies」から約1ヵ月後にリリースされた「ISTJ」。タイトル曲らしい華やかかつダイナミックな曲となっています。もちろんSMエンターテインメントお得意の予測不可能でオシャレな転調も健在です。
August
Fast Forward – JEON SOMI
The Way – JEON SOMI
BLACKPINKが所属するYGエンターテインメントの傘下にある事務所、THE BLACK LABELにて活動するJEON SOMI。あまり派手に活動している印象はないですが、他のK-POP歌手とは一味違った歌声とコンセプトで魅せてくれるソロアーティストです。アルバムタイトル曲「Fast Forward」、収録曲「The Way」ともに、何度もリピートしたくなる曲です。
Better Things – aespa
2020年のデビュー以来、常に第一線で活躍しているSMエンターテインメントのガールズグループaespa。8月に発表した「Better Things」はトロピカルな世界観がまさに夏な1曲です。MVの作りが綺麗で、MVを観ることもおすすめします。
今 -明日 世界が終わっても- – SEVENTEEN
本国だけでなく日本でも大変人気のあるSEVENTEENは、毎年日本語曲も出してくれます。彼らの日本語曲の魅力はなんと言っても、日本語ネイティヴが聞いても違和感のない美しい歌詞と発音です。メンバー1人1人の伸び伸びとした歌声が心に響く1曲です。
Baggy Jeans – NCT U
PADO – NCT U
Not Your Fault – NCT U
8月に発表されたファン待望、NCT完全体4枚目のアルバム「Golden Age」。NCTは完全体での活動時が1番、NCTであることの魅力を発揮していると思います。派生ユニットの垣根を越えて生まれる作品は、各メンバーの1番の強みを活かした曲作りになっていて、今回お気に入りで挙げたものも、まったく異なるジャンルの3曲です。タイトル曲の1曲である「Baggy Jeans」は、NCT Uのデビュー曲である「The 7th Sence」のメンバーを再集結したもので、曲の完成度の高さに圧倒させられるだけでなく、同時に感慨深さもありました。「PADO」はまさに一目惚れ(一耳惚れ?)で、初めて聴いた時から虜になった1曲。とにかく魅力的です。また、参加メンバーも「この曲にぴったり!」と思う方揃い。XIAOJUNとHAECHANは特にはまり役です。「Not Your Fault」はジャジーなピアノの音色がおしゃれな、ボーカルメンバーによる1曲です。
September
Good & Great – KEY
今年の2月にアルバムを出してから、7ヵ月というやや早めなペースで最新アルバムを発表したKEY。今回も期待を裏切ることのない作品でした。タイトル曲「Good & Great」は、歌詞を見ずに曲を聴いただけでは想像のできない内容を歌っていて衝撃を受けましたが、頭の中をプラス思考に変換して、人生の苦難を乗り越えさせてくれるような素敵な曲です。
October
Fact Check (불가사의; 不可思議) – NCT 127
무중력 (Space) – NCT 127
1月の「Ay-Yo」以来のカムバックとなったNCT 127の最新アルバムは、相変わらずバラエティ豊かな楽曲に溢れていて、彼らの才能の豊かさも示しています。ここ最近のNCT 127は独自の路線を貫き過ぎていて、「あぁ、好みが分かれるだろうな…」という印象ばかり持ちましたが、今回の「Fact Check (불가사의; 不可思議)」は、彼らの色を出しつつ、耳によく残るメロディーとリズムでファン以外の人気も狙えそうでした。目まぐるしい曲の展開とソウルを舞台にした壮大なMVは、NCT 127だからこそ表現できる世界観です。ちなみに、今回のアルバムでの私の1番のお気に入りは「무중력 (Space)」です。ラップラインの主張が強めな彼らですが、私が好きになる曲はやっぱりボーカルライン多めの曲が多いです。
Growing Pain – TXT
Chasing That Feeling – TXT
Deep Down – TXT
今年は常に新曲を出している印象を受けるほどのTXT。10月のカムバックでは、またしても彼らの新境地を見れました。まるで映画のようなMVとなったタイトルトラックは80年代のニューウェーブサウンドを彷彿とさせる「Chasing That Feeling」。他、ヘヴィーロック調の「Growing Pain」、エレクトロニックなサウンドに、ピュアでありながらも色っぽさも感じる彼らの甘い歌声が重なる「Deep Down」と、良い意味でアイドルからかけ離れていくTXTは、今後も引き続き楽しみです。
SOS (Prod. Marshmello) – SEVENTEEN
음악의 신 – SEVENTEEN
Back 2 Back - SEVENTEEN
本国では今年2回目となるSEVENTEENのカムバックは、「음악의 신(=音楽の神)」がいるならば、音楽を通して世界中の人々が繋がれる・分かり合えることを謳っています。昨今の世界情勢に影響されて書いたであろうこの曲は、世界平和を切実に願っていることがひしひしと伝わってきます。自主制作アイドルとして有名なSEVENTEENには珍しく、米音楽アーティストMarshmelloをプロデューサーに迎えた「SOS (Prod. Marshmello)」は今までとは少し異なった彼らの顔が見れます。パフォーマンスチームが歌う「Back 2 Back」は、今のK-POP界ではあまり聴かない、正統派K-POPサウンドが光っています。
November
On My Youth (遗憾效应) – WayV (威神V)
Ain't No Thang – WayV (威神V)
RODEO (冒险行动) – WayV (威神V)
長い空白期間を経てカムバックを果たした2022年12月末の「Phantom」の活動を皮切りに、国内外ともに精力的に活動をするWayV (威神V)。セカンドフルアルバム「On My Youth」は、多彩な楽曲が収録されています。個人的に今年1番リピートしたアルバムかもしれません。「On My Youth (遗憾效应)」は初めて聴いた時、タイトル曲にしては少しおとなしい気がしましたが、聴けば聴くほど好きになりました。青春時代の葛藤・後悔を歌っていて、01:45あたりから始まるTENの鬼気迫るラップパートを聴いた時は、彼の表現力に脱帽しました。私の1番のお気に入り曲「Ain't No Thang」は、ラップパートとボーカルパートの移り変わりが軽快なダンスポップナンバーです。重いビートが効いている「RODEO (冒险行动)」は、ラップが主役のダンスナンバーと、このアルバム1作でWayV (威神V)の色々な顔が見れます。
Yes or No – 정국 (Jung Kook)
ソロデビュー曲「Seven (feat. Latto)」も収録されている、정국 (Jung Kook)のソロデビューアルバム「GOLDEN」。全体的にいい曲ばかりでしたが、Ed Sheeranも制作陣に加わった「Yes or No」は、耳馴染みのよくキャッチーなメロディーで誰にでもおすすめできます。
Chill Kill – Red Velvet
独特の世界観と圧倒的な歌唱力が魅力のRed Velvet。第4・5世代のグループが台頭し始めてからは、少し勢いが落ちてきた気もしますが、彼女たちがカムバックをするとRed Velvetというブランドは全くもって色褪せていないことがわかります。「Chill Kill」は冒頭のクラシカルでミステリアスな雰囲気が、徐々にポップで幸福感のあるメロディーに移行していく流れが面白いです。
December
蓝洋海龟 (Marine Turtle) – NCT U
NCT内のプロジェクト「NCT LAB」からの1曲「蓝洋海龟 (Marine Turtle)」は、初の中国語曲。優しく美しい声を持ち合わせたボーカルメンバーの歌声をたっぷりと堪能できる曲となっています。
12月半ばということもあり、まだこれからお気に入りの曲が増えそうな予感もしますが、2023年下半期のベスト30いかがでしたでしょうか。MVがあるものはMVを観ていただくのをおすすめしますが、プレイリストを作ったので、ぜひそちらでも聴いてみてください。次は年明け頃に2023年1年を通してのBEST of 〇〇を発表したいと思います!
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