【2024年最新】Chrome拡張機能_複数の生成AIを同時比較できる「ChatHub」
生産性向上や業務効率化に役立つツールやアプリにアンテナを張り、良いものがあれば試して、厳選したツールを活用しています。
最初から要領よくデジタルツールを使いこなせたわけではなく、試行錯誤しながら少しずつ仕事の環境を改善してきました。
今後、現行のnoteに加えて、私が実際に使って良いと感じたツールを分かりやすく共有する記事も定期的に書いていければと思います。
生産性/効率化を見直したい方やデジタルツールが苦手な方は、ぜひお付き合いください。
今回はその第一弾として、複数の生成AIを同時比較できるChrome拡張機能「ChatHub」をご紹介します。
(1)ChatHubとは?
ChatHubは、ChatGPT、Bing AI、Google Geminiなど、複数の生成AIを一つの画面で同時に使用できるChrome拡張機能です。ウェブ版としても利用可能です。
このツールは、ChatGPT、Google Gemini、Claude、Perplexity、Llama 2など様々な生成AIをサポートしています。
ChatHub最大の特徴は、1つの質問を複数の生成AIに同時に送り、それぞれの回答を一度に比較できる点です。
(2)ChatHubの機能と使い方
▼ChatHubの使い方:
1. ChromeウェブストアからChatHubをインストールします。
※ブラウザChromeに追加可能な「拡張機能」はChromeウェブストアで
入手可能
2. Chrome右上部の拡張機能のアイコンをクリックして、
ChatHubを開きます。
3. 使いたい生成AIを選択し、質問を入力します。
4. Enterキーを押すか、送信ボタンをクリックすると、
選択した生成AIが同時に回答を生成します。
▼具体的な機能例:
1.最大6つの生成AIを同時に使用可能
使用する生成AIの数に合わせてプロンプト入力窓の左にある
画面レイアウトをワンクリックで変更可能
(画面は2_3_4_6の4パターンから選ぶ)
2.画像入力と分析
画像の読み込みが可能な生成AIを選択している場合は
同じようにChatHubでも同じ使い方が可能
3.Webアクセスによる最新情報の取得
プロンプト入力後、Webに最新の情報も取得しにいく生成AIを
使用している場合は同じようにChatHubでも同じ使い方が可能
4.チャット履歴の全文検索
ChatHubを使用して入力したプロンプト履歴は全文検索可能
5.表示設定ウィンドウ内のテーマカラーのカスタマイズ
テーマモードと表示サイズ、言語は無料ユーザーも利用可能
有料ユーザーのみ、UI全体のカラーリングを好みに変更可能
6.プロンプトの保存
自分がよく使うプロンプトがあれば保存が可能
7.コミュニティプロンプトの使用
コミュニティプロンプトに大量のプロンプト例が公開されていました。
英語ですが。
(3)ChatHubを利用するメリット
1.複数の生成AIの回答を比較できる
ChatHubの最大のメリットは、複数の生成AIの回答を簡単に比較できることです。 これにより、それぞれの生成AIの特徴や強み、弱みを理解することができます。また、情報源の違いによる回答の差異を把握することもできます。
2.ハルシネーション対策になる
生成AIは、あたかも真実のように嘘をつく「ハルシネーション」を起こすことがあります。ChatHubを使えば、複数の生成AIの回答を比較することで、ハルシネーションを見抜くことが容易になります。
3.作業効率が上がる
複数の生成AIを個別に利用する場合、それぞれのウェブサイトを開いてログインし、質問を入力する必要があります。ChatHubを使えば、これらの手間を省くことができ、作業効率を大幅に向上させることができます。
(4)ChatHubの料金プラン
ChatHubには無料版と有料版(ChatHub Premium)の2つのプランがあります。
・無料版:同時に2つの生成AIまでしか使用できません。
・有料版:買い切り型で、価格は35ドルです。
月額15ドルのプランも提供されています。有料版では、最大6つの生成AIを同時に使用できるほか、Webアクセス、チャット履歴の検索、テーマのカスタマイズなどの機能が利用できます。
(5)ChatHubをオススメしたい人
1.情報収集を効率化したい方
ChatHubを使えば、複数の生成AIから一度に回答を得ることができ、情報収集を効率化することができます。
2.生成AIのハルシネーション対策をしたい方
複数の生成AIの回答を比較することで、ハルシネーションを見抜くことが容易になります。
3.様々な生成AIを試してみたい方
ChatHubは、ChatGPT、Bing AI、Google Geminiなど、様々な生成AIをサポートしています。
(6)ChatHubを使用する際の注意点
1.各AIサービスへのログインが必要
ChatHubを使用するには、あらかじめ各AIサービスにログインしておく必要があります。
2.Bing AIの利用回数制限
Bing AIは、1回の会話につき、Microsoftアカウントにログインしている場合は30回まで、未ログインの場合は10回までの回数制限があります。
3.ChatGPT Plusへの加入が必要な機能がある
ChatGPTのGPT-4モデルを使用するには、ChatGPT Plusに加入する必要があります。
4.情報源の確認
生成AIは、常に正しい情報を提供するとは限りません。情報源を確認し、必要に応じてファクトチェックを行うことが重要です。
(7)まとめ
ChatHubは、複数の生成AIを同時に使用できる便利なChrome拡張機能です。情報収集の効率化、ハルシネーション対策、複数の生成AIの比較検討など、様々な用途に活用できます。
無料版でも十分に便利ですが、有料版はより多くの機能が利用できます。
ぜひ一度試してみてはいかがですか。