試合レポート|天皇賜杯・茨城県大会 2回戦 小野寺商事 vs 常陽銀行
2020.7.12(日) 牛久運動公園野球場
天皇賜杯 茨城県大会 2回戦
小野寺商事 000 300 000|3
常陽銀行 200 302 02X|9
(小)松田、延島、野村-茅場
(常)加賀屋、金井、武藤-佐藤、柄目
試合経過
3回裏から観戦。昨年の優勝チーム・常陽銀行が2-0でリード。
この試合はスコアをつけていなかったので、経過はざっくりとしてます。
(もともと13時開始予定の第3試合の3回戦を観戦する予定で球場へ向かいました。12時ころ到着すると進行が遅く、まだ2試合目の3回でした)
4回表:常陽銀行は守備のミスが重なり、小野寺商事に3点を奪われ逆転を許します。こんなにミスを連発する常陽銀行を見たことがなく、ただただ驚きです。(小野寺商事 3-2 常陽銀行)
4回裏:リードをもらった小野寺商事の先発・松田投手が踏ん張れず、常陽銀行は二、三塁の好機を得て代打・須田選手が三塁打を放ち逆転!(小野寺商事 3-4 常陽銀行)
5回表:再びリードした常陽銀行は2番手・金井投手が先頭に安打を許すも後続を断ち、よい流れをつなぎます。(小野寺商事 3-4 常陽銀行)
6回裏:常陽銀行が追加点。小野寺商事の3番手・野村投手から佐藤選手の適時打で原田選手が好走塁!(小野寺商事 3-5 常陽銀行)
常陽銀行は8回裏にはダメ押しの2点。3番手・武藤投手も小野寺商事の反撃を許さず、9-3で勝利しました。
試合終了の両チーム整列はなし。
監督のみがホームを挟んで挨拶をする、新しいスタイルです。
幕切れの、みんなで喜ぶ写真が撮れないのは残念ですが(試合終了時、集まってハイタッチなどもなく、ベンチにそのまま引き上げていました)昨今の状況では仕方ないですね。
早くみんなで勝利をよろこび合う瞬間を見たいものです。
”スポットライト”
試合ごとに私の独断と偏見で気になった選手を紹介するコーナー、名付けて”スポットライト”。印象に残ったプレーや表情を中心に、エピソードを交えてお伝えします。
▶常陽銀行・村田航大選手
順天堂大学出身のルーキー。
私は順大OBでして、村田選手はかわいいかわいい後輩なのです!もちろん、彼が大学時代、プレーしていたところもたくさん見ていました。
順大では1年春から入替戦を経験。ケガでなかなか継続して結果を出すことはできませんでしたが、ずっと主力選手としてチームの頼りになる存在でした。守備も打撃も能力が高く、社会人で続けてくれることを期待していたので本当にうれしいです。しかも全国大会常連の強豪チーム!
ルーキーながら6番ショートでスタメン。エラーもありましたが、公式戦初安打、さらにダメ押しとなる適時打も放ちました。
大学時代と大きく変わったのは、守備中にすごく声が出ていること。こんなに声出していたっけ?と思って本人にも直撃すると「出すようになりましたね(笑)」と。常陽銀行は声のとぎれない元気なチームですから、よい影響を与えたのだと思います。「軟式は難しいです」と話してくれましたが、まだまだ伸びしろがたくさんある証拠です。これからの活躍を期待せずにはいられません!
▶小野寺商事・松田投手
小野寺商事は初見のチームでしたが驚きの連続。
先発した松田投手、ファインダーをのぞいた先にいたのは、私の知っている松田投手でした。
昨年度をもって惜しまれつつ廃部となった埼玉のパイオニア川越。そこで主戦だったのが松田投手。お顔も投球フォームも間違いない。パイオニアがなくなったあとも、きっとどこかで続けていてくれていると思っていました。こうしてまた投げているところを見ることができ、感無量です。今日は悔しいマウンドとなりましたが、活躍の場を移した茨城で、まだまだ頑張ってほしいです。
▶小野寺商事・百瀬選手
初見のチームなので、知ってる選手は誰ひとりいないはずです。
6回表、代打で登場した百瀬選手。打席に立つ姿から「この選手打ちそう」と予感し、カメラを構えた瞬間「私、絶対どこかで見たことある」と。打ちそうな予感は的中し、安打で出塁。塁上でこちらを向いたお顔を確認して「やっぱり知ってる」。私が知っているのだから、絶対に千葉県の選手だ。高校か、大学か。どこでお見かけしたの……習志野?そうだ!習志野の百瀬選手じゃない?!大学も千葉だったはず……年も私より少し下くらいだったような……確信は持てないままだったけれど、私の中ではもう、私の知っている百瀬選手でしかなく、現役でプレーしていることがうれしくてうれしくて。
ここまで書き連ねていて、別人だったら申し訳ないのですが、球場でどなたにも確認する機会がなかったので、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。
(ちなみに、調べてみると本当に習志野の百瀬選手だとしたら、大学は千葉商大で、年は私の3つ下でした。記憶ってすごいです)
使用した機材・設定
・7DmarkⅡ+70-200mm f4 IS
・ISO:400~800
・絞り優先(f4固定)
・ホワイトバランス:太陽光
※球場写真はG9X(コンデジ)で撮影
牛久運動公園野球場はファールゾーンが広めなので、400mmは欲しいですね。今日はほぼ200mm固定(35mm換算:320mm)で撮ってましたけど、もう少し寄りたい場面が多々ありました(特に守備)。
一塁側、三塁側の席はグランドレベルに近いです。今日の写真はすべてこのどちらかから撮影したものです。座席から網まではかなり距離があるので、お客様に配慮をしてイスを使うとよいです。今日はほぼこの席にはお客様はおらず、子供たちが駆け回っていました(笑)
あとがき
初見の小野寺商事でしたが、よい選手がたくさんいて、楽しかったです!
3番手で登板した野村投手は140キロを連発。打者では澤谷選手、安部選手の1,2番コンビが気になりました。
常陽銀行はミスが続いて一時逆転を許す展開も、立て直しました。途中出場の選手が活躍できるのは、強いチームに共通してあることだなと感じています。
今季から観戦レポートをnoteに書いていきます。
今まではTwitterの140字/4枚におさめることが難しく悩み、多くの時間を費やしていましたが、自由に書けて、写真も好きなタイミングに挿入できるnote。
その良さを生かして、スタイルはまだ手探りですが、試合のこと、感じたこと、選手の良さをみなさんと共有出来たらいいなと思います。
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ご理解くださいますと幸いです。よろしくお願いいたします。