日記(2023/03/25) 「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない / 東畑開人」読了 #まじ日

「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない / 東畑開人」読了。

本を読む時ってだいたい誰かがおすすめしてるのを見たり、好きな作家の作品だったりするわけですが、この本は何をきっかけに読むことになったのかが全く思い出せず、図書館から予約本の順番が回ってきた連絡がきても、ピンとこず。
そんな出会いでしたが、なかなか、おもしろい本でした。

独特な文章とお話にのせて、簡単な心理学を教えてくれる本。

たぶん、資本主義だったり経済だったりを最優先に考えるやり方に、違和感を覚え始めているから、読もうと思ったんだろうな。
共同体が解体され、自由の代わりに不安定になっている昨今、どのように生きていくといいのか?という話でした。個人主義もいいことばかりではないという話が繰り返し展開されているのですが、この辺の感覚も、なんとなく、わかるかも…と思いました。最近、プリミティブに、友達の大切さを実感するようになっているのは、個人でいることの危うさや限界を感じるようになったからかもしれません。

あと、なんか、極端なのは、とにかく、あまり良くなさそう。ネガティブケイパビリティという言葉もありますが、二極化ではない状況を持つ、待つということがもう少しできるようになりたいものだと思いました。

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